英単語の意味と使い方

upset(アップセット)の意味と使い方を例文を使って解説

2023年12月29日

canashin

カナイ シンイチ

TOEICスコア250点から独学で700点に到達。自分の経験やコツを共有し、英語学習に情熱を持つ方々のお役に立ちたいと思っています。一緒に英語を学びましょう!

アフィリエイト広告を利用しています。

日常会話やビジネスシーンで英語をスムーズに使いこなすためには、基本的な単語の正しい意味と使い方を理解することが欠かせません。この記事では、英語の一般的な単語である「upset」の多様な意味と、その使い方を詳しく解説します。生活の中でこの単語に出会ったとき、または自分で使いたいときに、そのニュアンスを正確に捉えることができるようになるでしょう。実際の会話例を交えながら、「upset」の適切な使用方法を学び、あなたの英語表現をより豊かにしましょう。

upsetの意味

「Upset」は英語の単語で、いくつかの異なる意味を持つことがあります。最も一般的な使い方は次の通りです:

感情的に不安定にする

この意味で「upset」を使うとき、誰かが悲しく、怒っている、または動揺していることを表します。たとえば、「The bad news really upset her」という文は、「その悪いニュースで彼女は本当に動揺した」という意味です。

物理的なバランスを崩す

物や状況に対して使うと、何かが正常な状態や位置から崩れたり、乱れたりすることを意味します。例えば、「He upset the vase and it broke」という文は、「彼が花瓶を倒して壊してしまった」という意味です。

予想外の結果をもたらす

特にスポーツや競争の文脈で使われることがあります。この場合、「upset」は予想されていない勝者、つまり予想外の勝利を指します。例えば、「The underdog team upset the champions」と言うと、「下馬評の低かったチームがチャンピオンを破った」という意味になります。

これらの意味は文脈によって異なりますが、共通して「通常や期待される状態からの逸脱」を表しています。

upsetの語源

「Upset」という英単語の語源は、中英語の「upsetten」に遡ります。これは「set up」、すなわち「設定する」や「立てる」の逆の意味で使われていました。この単語は、古ノルド語の「uppsetja」に由来しており、そこから中世の英語に取り入れられたとされています。

「Upset」の初期の用法は、「立て直す」や「立てる」という意味でしたが、時間が経つにつれて、「物事の自然な状態やバランスを崩す」という意味へと変化しました。また、「感情的に動揺させる」という意味も後に加わりました。

この単語の現代的な用法は、特に20世紀初頭から広まったとされています。この頃には、スポーツの文脈で「予想外の勝利」を意味するようになり、今日ではその意味で広く使われています。

「Upset」の派生語や関連語は多く、例えば「upsetting」(形容詞形)や「upsetter」(名詞形)などがあります。これらの単語も基本的な意味合いは「upset」に由来しています。

upsetの読み方と発音

英単語「upset」のカナでの読み方は「アップセット」となります。

発音記号では、 /ˌʌpˈsɛt/ と表されます。

発音のポイント

  1. 音節のアクセント:「upset」は第二音節にアクセントがあります。つまり、「セット」の部分を強調して発音します。
  2. 「ʌ」の音:「up」の「u」は英語の短母音「ʌ」です。この音は日本語には存在しないので、注意が必要です。口を少し開け、舌を口の底に近づけて「ア」という音に近いですが、より短く発音します。
  3. 「p」の発音:「p」は唇を閉じてから開放する際に、強めに空気を押し出すように発音します。日本語の「p」よりも少し強く発音することが特徴です。
  4. 「s」の音:「s」の音は「セ」のように発音し、口の中で舌を歯に近づけて発音します。
  5. 「t」の音:最後の「t」は舌の先を上の歯茎に軽く当てて発音します。日本語の「ト」よりも舌を前に出して発音することがポイントです。

upsetの使い方を例文を使って解説

ここに「upset」の正しい使い方を示す例文をいくつか紹介します。各例文には英語と日本語の両方を記載しています。

例文

She was very upset when she lost her favorite toy.

彼女はお気に入りのおもちゃを失くした時、とても動揺した。

例文

The bad weather upset our picnic plans.

悪天候が私たちのピクニック計画を台無しにした。

例文

It's easy to upset the balance of an ecosystem.

生態系のバランスを崩すのは簡単です。

例文

His rude comment upset her.

彼の無礼なコメントで彼女は傷ついた。

例文

The small team managed to upset the champions in the final match.

その小さなチームは最終試合でチャンピオンを破るという番狂わせを起こした。

例文

I didn’t mean to upset you with my words.

私の言葉であなたを動揺させるつもりはありませんでした。

例文

The news about the accident upset the whole community.

その事故のニュースでコミュニティ全体が動揺した。

例文

He was upset because he couldn't find his glasses.

彼はメガネを見つけられなくてイライラしていた。

例文

The unexpected expenses upset our monthly budget.

予期せぬ出費で私たちの月間予算が狂った。

例文

They were upset by the delay in the flight schedule.

彼らは飛行機の遅延によって不快に感じた。

これらの例文は、「upset」の異なる意味や使い方を示しています。動詞として使われることが多く、主に感情の動揺、計画の崩壊、予想外の結果などを表現する際に使用されます。

upsetと意味が似ている英単語3つ

「Upset」と意味が似ている英単語として、「disturb」(ディスターブ)、 「disrupt」(ディスラプト)、そして「perturb」(パーチャーブ)があります。これらの単語はいずれも何らかの形で平穏や秩序を乱すことを意味しますが、使い分けには微妙なニュアンスの違いがあります。

Disturb (ディスターブ)

意味: 平穏を乱す、邪魔をする。

例文

Please do not disturb me while I'm working.

私が仕事をしている間は邪魔しないでください。

「Disturb」は主に「邪魔する」や「平穏を乱す」ことを意味し、物理的な妨害や精神的な不安定化のどちらも含めることができますが、特に「邪魔」に重点が置かれることが多いです。

Disrupt (ディスラプト)

意味: 混乱させる、中断させる。

例文

The storm disrupted the communication lines.

嵐で通信線が混乱した。

「Disrupt」は、「中断する」や「混乱させる」という意味で使われ、特にシステムやプロセスの正常な流れを中断させる場合に用います。

Perturb (パーチャーブ)

意味: 深く心配させる、不安にする。

例文

The news about the economy perturbed the investors.

経済に関するニュースで投資家たちは深く不安になった。

「Perturb」は主に精神的な動揺や不安を表すのに使われ、特に深い心配や不安を強調する際に使用されます。

使い分けのポイント

これらの単語の使い分けには、それぞれの語が持つニュアンスを考慮する必要があります。「Upset」は比較的広範な用途があり、感情の動揺から計画の乱れまで様々な状況に適用できます。それに対して「disturb」や「disrupt」、「perturb」はより特定の文脈やシチュエーションに特化しています。

「upset」の使い方として注意すべき間違った使い方

「Upset」は比較的多義的な単語ですが、その使い方には注意が必要です。間違った使い方の例を挙げて、なぜそれが不適切なのかを説明します。

間違った使い方の例①

間違った使い方

I upset my homework last night.

昨夜、私は宿題を動揺させた。

この例文では「upset」が不適切に使われています。宿題は感情を持つものではないので「動揺させる」という意味で「upset」を使うことはできません。もし宿題に関する計画が乱れたことを表現したい場合は、「I didn't manage to do my homework last night」という表現が適切です。

間違った使い方の例②

間違った使い方

The book was very upsetting on the table.

その本はテーブルの上でとても動揺していた。

この例文も「upset」の誤用です。本は無生物であり、感情を持つことができないため、「動揺する」という意味で使うことはできません。「The book was lying on the table」といった表現が適しています。

これらの例からわかるように、「upset」は主に感情を持つ生物や、計画やイベントのように人間の活動に関連する事柄に対して使われます。無生物に対して感情の動揺を表すような使い方は避けるべきです。

upsetを使ったスラング表現

「Upset」自体はスラングではなく、一般的な英語の単語ですが、スラングの文脈で使われる場合もあります。例えば、スポーツの試合で予想外の勝利を指す際に「upset win」や「pull an upset」といった表現がよく使われます。これらは特にスラングとして分類されるわけではありませんが、カジュアルな会話や特定のコミュニティ内で頻繁に使用されることがあります。

しかしながら、「upset」に直接関連する固有のスラング表現は特にありません。この単語は比較的標準的な英語の語彙として広く認識されています。もし特定の地域やコミュニティで独自のスラングとして使われている場合があれば、それはその特定の文脈に限定された用法と考えられます。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
canashin

カナイ シンイチ

TOEICスコア250点から独学で700点に到達。自分の経験やコツを共有し、英語学習に情熱を持つ方々のお役に立ちたいと思っています。一緒に英語を学びましょう!

-英単語の意味と使い方

© 2024 SOS!英会話 Powered by AFFINGER5