英単語の意味と使い方

degree(ディグリー)の意味と使い方を例文を使って解説

2024年7月3日

canashin

カナイ シンイチ

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日常生活から学術の世界まで、英語の「degree」は私たちの会話に頻纍する単語です。しかし、その多様な用途と意味を完全に把握するのは一筋縄ではいきません。この記事では、「degree」の基本的な意味から、より複雑な使い方に至るまで、豊富な例文を交えて詳しく解説します。学術的な成果を表す「学位」から、日々の天気予報で聞く「温度」の表現、さらには意見や感情の「程度」を示す際の使用法まで、この記事を読むことで、「degree」をより深く理解し、英語表現の精度を高めることができるでしょう。知識を一段階アップさせるための、あなたの第一歩をサポートします。

degreeの意味

「degree」は英語で様々な意味を持つ単語ですが、基本的には「度合い」や「レベル」という意味を持っています。もっと簡単に説明すると、何かの量や質を表すときや、何かがどれくらい進んでいるかを示すときに使います。さらに、特定の分野での学術的な達成を示す「学位」の意味もあります。いくつか具体例を挙げてみましょう。

  1. 温度を表すとき: 「It's 30 degrees outside.」(外は30度です。)この場合、「degree」は温度の「度」を意味します。
  2. 範囲や程度を示すとき: 「I agree with you to a certain degree.」(あなたにはある程度同意します。)ここでは、同意の「程度」を表しています。
  3. 角度を表すとき: 「The angle is 90 degrees.」(角度は90度です。)この例では、角の大きさを示す「度」です。
  4. 学位を表すとき: 「She earned a degree in biology.」(彼女は生物学の学位を取得しました。)ここでは、「学位」という意味で使われています。

「degree」は文脈によって意味が変わる単語なので、具体的な例を通して理解するのが一番です。

degreeの語源

「degree」の語源は、ラテン語の「degradus」に遡ります。これは「de-」(downから)と「gradus」(stepまたはstageを意味する)の二つの部分から成り立っており、「step down」(下る一歩)や「a stage」(段階)という意味を持っていました。時間が経つにつれて、この単語は中期フランス語を経由して英語に入り、「degré」という形で、「段階」や「程度」という意味で使われるようになりました。

「degree」から派生した英語の単語には、「degrade」(劣化させる、地位を下げる)、または「gradient」(勾配、傾斜)などがあります。これらの単語も、「gradus」に由来する言葉であり、段階やレベルの変化を示唆する意味を持っています。

このように、「degree」という単語は、物事の進行や変化、あるいは測定の単位としての「段階」や「レベル」を表すために使われるように発展してきました。

degreeの読み方と発音

英単語「degree」のカナでの読み方は「ディグリー」となります。発音記号での表記は、/dɪˈɡriː/です。

発音のポイント

  1. dɪˈɡriːの最初の部分「dɪ」は、日本語の「ディ」に近いですが、舌を歯茎に軽く当てて発音します。「ディ」よりも口を閉じ気味にして発音することがポイントです。
  2. 「ɡ」の音は、喉の奥で声を出しながら、舌の後ろ部分を軟口蓋に軽く当てることで発音します。日本語の「ガ」、「ギ」、「グ」、「ゲ」、「ゴ」の「g」と似ていますが、もう少し喉の奥で発音する感じです。
  3. 「riː」の部分は、英語の「リー」と長めに発音します。このときの「r」は、日本語にはない音で、舌の先を歯茎にはっきりと触れず、空気の流れを感じながら発音するのが特徴です。また、「iː」は、日本語の「イー」と似ていますが、より口を横に広げて、笑うときの口の形で長く伸ばして発音します。
  4. 強勢(アクセント)は、「ɡriː」に置きます。この「ɡriː」を少し強く、そして長めに発音すると、自然な英語のリズムに近づきます。

degreeの使い方を例文を使って解説

英単語「degree」の使い方を例文と共に紹介します。これらの例文は、英語初級者が「degree」の様々な意味と使い方を理解できるように選んでいます。

例文

The temperature today is 25 degrees Celsius.
今日の温度は摂氏25度です。

「degree」は、温度を表す際によく使われます。

例文

He turned the knob a few degrees to the right.
彼はノブを少し右に回しました。

ここでは、「degree」は物理的な回転や角度の変化を表しています。

例文

She has a degree in psychology.
彼女は心理学の学位を持っています。

学問や専門分野における「学位」を意味します。

例文

I agree with you to a certain degree.
私はあなたにある程度同意します。

意見や考え方の「程度」を示します。

例文

The success of the project depends on the degree of effort we put in.
プロジェクトの成功は、私たちがどれだけ努力するかによります。

「degree」は、ある事柄の強度や深さを示す際に使われます。

例文

The angle between these two lines is 90 degrees.
これら二つの線の間の角度は90度です。

幾何学的な角度を表す際に使用されます。

例文

His fever went down by two degrees.
彼の熱は2度下がりました。

体温の変化を示す際に「degree」を使います。

例文

The company has improved its performance to a great degree.
その会社は大いに業績を改善しました。

成果や進捗の程度を強調するときに用います。

例文

To what degree do you think the new policy will affect us?
新しい政策が私たちにどの程度影響を与えると思いますか?

影響の範囲や程度を問う際に「degree」を使用します。

例文

The crime was of a serious degree.
犯罪は重大な程度のものでした。

状況や行為の重大性を表すときに使われます。

これらの例文を通じて、「degree」の多様な使い方を理解し、実際の会話や文章で活用してみてください。

degreeと意味が似ている英単語3つ

「degree」と意味が似ている英単語として、「level」(レベル)、「extent」(エクステント)、そして「grade」(グレード)があります。これらの単語はすべて、何かの量や質、程度を示すのに使いますが、それぞれ微妙に異なるニュアンスや使用される文脈があります。

1. Level (レベル)

「level」は、特定の基準や標準における位置や状態を指します。しばしば能力や進行の段階を示すのに使われます。

意味: ある基準や標準における位置や段階。

例文

The game has five levels of difficulty.
このゲームには5つの難易度レベルがあります。

「level」は、特にゲームや教育、技能の段階を話す際によく使われます。

2. Extent (エクステント)

「extent」は、範囲や大きさ、程度を示すときに使います。何かがどれだけ達しているか、あるいは影響の大きさを話す際に用いられます。

意味: 範囲、大きさ、程度。

例文

We didn't realize the extent of the damage until we saw it ourselves.
私たちは自分たちで見るまで損害の範囲を理解していませんでした。

「extent」は、事態や影響の「範囲」や「大きさ」に焦点を当てたいときに適しています。

3. Grade (グレード)

「grade」は、品質や性能、成績などの「等級」や「評価」を表すのに使われます。学校の成績や製品の品質分類など、明確なランキングや評価を示す場合によく使用されます。

意味: 等級、評価。

例文

She received the highest grade in her class.
彼女はクラスで最高の成績を受け取りました。

「grade」は、評価やランク付けを明示的に示したい場合に適しています。

使い分けのポイント

  • Degree: 程度やレベルを一般的に表す際に使いますが、特に温度や角度、学位などの特定の文脈で用いられることが多いです。
  • Level: 能力や進行の段階、ゲームや教育の分野で使われることが多いです。
  • Extent: 範囲や大きさ、程度を強調したい場合に適しています。
  • Grade: 等級や評価を示す場合、特に学校の成績や製品の品質等級を表すのに用いられます。

これらの単語を使い分けることで、英語での表現がより正確かつ豊かになります。

「degree」の使い方として注意すべき間違った使い方

「degree」の使い方に関して一般的に見られる間違いとその訂正方法について例を挙げて説明します。これらの間違いは、「degree」の意味や文脈を正確に理解していないことから生じることが多いです。

間違った使い方の例①

間違った使い方

I have a high degree of temperature.

私は高い程度の温度があります。

正しい使い方

I have a high fever.

私は高熱があります。

この場合、「degree of temperature」は不自然です。「高い熱(高熱)」を表現するときは、「high fever」と言います。

間違った使い方の例②

間違った使い方

This book is at a high degree difficult.

この本は高い程度に難しいです。

正しい使い方

This book is very difficult.

この本はとても難しいです。

「degree」を使う際には、形容詞の前に直接置くのではなく、「to a high degree difficult」のように使用するか、「very difficult」と言い換えるのが自然です。

間違った使い方の例③

間違った使い方

She got a degree in last year.

彼女は昨年に学位を得ました。

正しい使い方

She got a degree last year.

彼女は昨年学位を得ました。

「in」はこの文脈では不要で、「last year」はそのまま使用できます。

間違った使い方の例④

間違った使い方

The mountain has a degree of 2000 meters.

その山は2000メートルの程度があります。

正しい使い方

The mountain is 2000 meters high.

その山は2000メートルの高さがあります。

「degree」ではなく、「high」を使って物の高さを表現します。

「degree」は「程度」や「度合い」を示す際に使いますが、物理的な測定値(例:温度、高さ、距離)を示す場合や、比喩的な表現ではない直接的な特性を述べる際には、適切な単語を選んで表現することが重要です。また、「degree」の後に形容詞が来る場合は、「to a degree」という表現を用いることがありますが、その使い方にも注意が必要です。英語を使う際は、常にその単語が文脈に合っているかを確認しましょう。

degreeを使ったスラング表現

英単語「degree」には、特定のスラング表現が直接関連するものは一般的ではありません。この単語は主に学位、温度、角度、程度などの標準的な意味で使用されます。ただし、非公式の会話や特定のコンテキストでは、人々が「degree」を使って独自の表現や比喩的な意味で用いることがあります。たとえば、「He's got a degree in street smarts(彼は「ストリートの賢さ」で学位を持っている)」のように、非公式な会話で「degree」を使って特定のスキルや知識のレベルを強調する場合がありますが、これは一般的なスラングというわけではなく、創造的な使用例に過ぎません。

「degree」自体は学術的な用語や日常用語であり、特定のグループやサブカルチャーに特有のスラングとしての用途は限られています。したがって、この単語に関連するスラングを探すよりも、その基本的な用途と意味を理解し、適切な文脈で使用することが重要です。

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