英単語の意味と使い方

duty(デューティー)の意味と使い方を例文を使って解説

2024年7月10日

canashin

カナイ シンイチ

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日々の生活の中でしばしば耳にする"義務"という概念。しかし、このシンプルな単語"duty"の背後には、私たちの行動や決断に大きな影響を与える深い意味が隠されています。この記事では、"duty"という単語の意味を掘り下げ、日常生活やビジネスシーンでの正しい使い方を例文を通じて紹介します。"duty"を巧みに使いこなすことで、コミュニケーションの正確性を高め、より信頼性のある人物として周囲から認識される方法を学びましょう。読み終える頃には、"duty"という単語を使って、より豊かで意味のある対話を生み出すためのヒントを得ることができるでしょう。

dutyの意味

「duty」という英単語は、「義務」や「責任」という意味があります。もっとわかりやすく言うと、ある人がやるべきことや、担当するべきことを指します。例えば、学生にとっての「duty」は勉強することかもしれませんし、親にとっては子供を守り育てることが「duty」になります。職場で言えば、あなたの仕事や役割をきちんと果たすことが「duty」です。

また、「duty」には税金という意味もあります。国によって異なる商品にかかる税金のことを指す場合もあります。例えば、輸入された商品にかかる税金を「import duty」と言います。

つまり、「duty」は、人が果たすべき役割や責任、または税金という二つの主な意味を持つ言葉です。

dutyの語源

「duty」の語源は、古フランス語の「deu」、さらにその前はラテン語の「debitus」に遡ります。「debitus」は、「debere」という動詞から来ており、その意味は「借りている」「負っている」「〜する必要がある」という意味です。このラテン語の語根は、義務や責任を意味する「duty」に直接つながる概念です。つまり、「借り」や「負債」が時間を経て「責任」や「義務」という意味を持つようになったのです。

英語に取り入れられた当初、「duty」は道徳的または法的な義務、あるいはある行為を行う必要性を指す言葉として使われました。時間が経つにつれて、この言葉はより広い意味を持つようになり、現代では「税金」という意味も含むようになりました。

「duty」から派生した言葉には「dutiful」(義務を果たす、従順な)や「dutiable」(関税が課されるべき)などがあります。「dutiful」は、誰かが自分の責任や義務に対して忠実であることを示し、「dutiable」は商品が税金の支払い対象であることを意味します。

dutyの読み方と発音

「duty」のカナでの読み方は「デューティー」です。発音記号で表すと、ˈː または アメリカ英語では ˈː になります。

発音のポイント

  1. 初めの「d」の音: 日本語の「デ」よりも、舌を上の歯茎に軽く触れさせて発音します。口の中で舌の位置を少し前にして、「d」の音を作ります。
  2. 「y」の音: 「デュー」の部分で、日本語にはない「y」の音(半母音)が入ります。これは、日本語の「ユ」よりも口をあまり丸くせずに、舌の位置を高くして発音します。
  3. 「uː」の長さ: 「デュー」の「ュー」は、日本語の「ュー」よりも長く伸ばします。英語の長母音は、日本語に比べて持続時間が長いのが特徴です。
  4. 「t」の音: アメリカ英語では、しばしば「t」が日本語の「ト」よりも柔らかく、「水を飲む時のチョットした音」に近い音になりがちです。ただし、正確な発音を目指す場合は、舌を歯茎に軽く当てて「t」の音をしっかり作るようにしましょう。
  5. アクセント: 「duty」のアクセントは最初の音節にあります。第一音節を少し強く、そして高く発音するように心がけましょう。

dutyの使い方を例文を使って解説

ここに「duty」の正しい使い方を示す例文をいくつか紹介します。各例文には英語と日本語の両方を記載しています。

例文

It's my duty to take care of my family.
私の家族を世話するのは私の義務です。

例文

Soldiers must fulfill their duty to protect the country.
兵士は国を守る義務を果たさなければなりません。

例文

I paid customs duty on the goods I imported.
私は輸入した商品に関税を支払いました。

例文

As a teacher, it's her duty to educate her students.
教師として、彼女の義務は生徒を教育することです。

例文

Voting is not only a right but also a duty.
投票は権利だけでなく、義務でもあります。

例文

The duty of a lifeguard is to ensure the safety of swimmers.
ライフガードの義務は、泳ぐ人々の安全を確保することです。

例文

He was on duty at the hospital last night.
彼は昨夜、病院で当番でした。

例文

It's your duty to follow the rules.
ルールに従うのはあなたの義務です。

例文

The company has a duty to protect its employees.
その会社には従業員を保護する義務があります。

例文

Citizens have a duty to pay taxes.
市民には税金を支払う義務があります。

これらの例文は、「duty」の使い方を示しており、義務や責任、職務など、様々な文脈で使われています。また、「duty」が税金として使われる場合もあります。これらの文を通して、「duty」の多様な使い方を理解できるでしょう。

dutyと意味が似ている英単語3つ

「duty」と意味が似ている英単語には、「obligation」(オブリゲイション)、 「responsibility」(リスポンシビリティ)、と「task」(タスク)があります。これらの単語はいずれも何かをする必要があるという意味合いを持ちますが、使われる文脈やニュアンスに違いがあります。

obligation (オブリゲイション)

法的または道徳的な義務や責任を強調します。主に、個人が社会的、法的な理由で避けられない義務を負っている状況で使われます。

例文

You have an obligation to pay your taxes.
税金を払う義務があなたにはあります。

responsibility (リスポンシビリティ)

負っている義務よりも広く、ある役割や任務を果たす際に期待される責任や義務を意味します。個人の行動に対する道徳的な責任感を強調する場合によく使われます。

例文

As a manager, you have the responsibility to lead your team.
マネージャーとして、あなたにはチームを導く責任があります。

task (タスク)

特定の作業や任務を指します。この単語は、完成すべき具体的な活動や目標を指すのに使われますが、必ずしも道徳的や法的な義務を含意しません。

例文

Completing this report by tomorrow is your task.
明日までにこのレポートを完成させるのがあなたの任務です。

使い分けのポイント

  • dutyは、一般的に道徳的や社会的、法的な義務を表すのに用いられます。特に、個人が社会に対して負っている義務や責任に重点を置く場合に使用します。
  • obligationは、dutyよりも法的な側面や避けられない義務を強調する際に使用されます。
  • responsibilityは、ある役割における期待される行動や義務に焦点を当て、道徳的な責任感を強調します。
  • taskは、具体的な作業や活動に焦点を当てる際に使用し、必ずしも道徳的や法的な義務を意味するわけではありません。

これらの単語は、文脈に応じて使い分けることで、意図するニュアンスを正確に伝えることができます。

「duty」の使い方として注意すべき間違った使い方

「duty」の誤った使い方を理解することは、正しい英語を学ぶ上で非常に重要です。以下に、間違った使い方の例とその訂正、ならびに日本語訳を示します。

間違った使い方の例①

間違った使い方

I have a duty to watch TV every night.

私は毎晩テレビを見る義務があります。

正しい使い方

I have a habit of watching TV every night.

私は毎晩テレビを見る習慣があります。

この例では、「duty」を「義務」として使っていますが、テレビを見ることは個人の趣味や習慣であって義務ではありません。正しくは、「habit(習慣)」を使用するのが適切です。

間違った使い方の例②

間違った使い方

She did her duty by helping me with my homework.

彼女は宿題を手伝ってくれることで自分の義務を果たしました。

正しい使い方

She did me a favor by helping me with my homework.

彼女は宿題を手伝ってくれることで、私に親切をしてくれました。

この例では、「duty」を使っていますが、宿題を手伝うことは義務ではなく親切や好意です。ここでは「favor(親切)」が正しい単語です。

間違った使い方の例③

間違った使い方

It's my duty to go to the party tonight.

今夜パーティーに行くのは私の義務です。

正しい使い方

It's my plan to go to the party tonight.

今夜パーティーに行くのは私の予定です。

パーティーに行くことは一般的に義務ではなく、個人の選択や予定に関するものです。「duty」の代わりに「plan(予定)」や「choice(選択)」を使う方が適切です。

これらの例は、「duty」を使用する際には、それが本当に「義務」や「責任」を意味する文脈であるかを考えることの重要性を示しています。

dutyを使ったスラング表現

「duty」という単語自体は、基本的に正式な英語の単語であり、その意味は「義務」「責任」または「税金」です。従って、この単語には直接的なスラングの形は存在しません。しかし、英語には様々な文脈や話し言葉で独自の意味を持つフレーズや言い回しが多数存在し、場合によっては「duty」を含む表現が話し言葉や特定のコミュニティ内で独自のニュアンスを持つことがあります。

例えば、軍隊や警察などで「on duty」(勤務中)という表現は非常に一般的ですが、これをスラングとは言い難いです。また、特定のジャンルやコミュニティ内で「duty」を独自の方法で使うことはあり得ますが、これらは広く認知されたスラングというよりは、その場限りの隠語やジョークとしての用途がほとんどです。

英語のスラングは文化やコミュニティ、さらには世代によっても大きく変わるため、一般的に認知されている「duty」のスラングが存在しないことは、その単語が比較的フォーマルな文脈で使われることが多いからかもしれません。それでも、特定のグループや状況下で独自の意味を持つようになる言葉の進化は、言語の魅力的な側面の一つです。

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