英単語の意味と使い方

narrative(ナラティブ)の意味と使い方を例文を使って解説

2024年10月8日

canashin

カナイ シンイチ

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物語を語る時、私たちは何気なく「ストーリー」という言葉を使いがちですが、「narrative」という言葉にはその奥に深い意味があります。この記事では、英語初心者でも理解しやすいように「narrative」の意味と使い方を丁寧に解説します。具体的な例文を通じて、日常会話やビジネスシーンでも使える実践的な知識が身につきます。この記事を読むことで、「narrative」という言葉を正確に理解し、効果的に使いこなせるようになるでしょう。英語力を一歩進めたい方にとって、必見の内容です。

目次

narrativeの意味

ナラティブとは、出来事や経験を物語として語ることを指します。これは実際の出来事でも、架空の話でもかまいません。

例文

The book tells a fascinating narrative about the hero’s journey.
その本は、英雄の旅についての魅力的な物語を語っています。

例文

She wrote a narrative of her childhood experiences.
彼女は自分の子供時代の経験についての物語を書きました。

このように、「narrative」は物語や話のことを指します。物語や出来事を説明したり、伝えたりする際に使う言葉です。

narrativeの語源

英単語「narrative」の語源や派生元の単語について説明します。

語源

  • ラテン語: 「narrative」という単語は、ラテン語の「narrativus」から派生しています。このラテン語は「物語る、説明する」という意味を持つ「narrare」という動詞から来ています。
  • narrare: この動詞「narrare」はさらに「gnarus(知っている、知識がある)」という言葉に由来しています。つまり、「narrative」は「知っていることを語る、説明する」という意味合いを持っていたことになります。

派生元の単語

  • narrate(動詞): 「narrate」は「物語る、話す」という意味の動詞で、「narrative」の基盤となる動詞です。
  • narration(名詞): 「narration」は「物語ること、話し方」を指します。物語がどのように語られているか、という意味合いが強いです。
  • narrator(名詞): 「narrator」は「物語を語る人、ナレーター」という意味です。

例文

narrate

例文

He will narrate the documentary.
彼はそのドキュメンタリーをナレーションします。

narration

例文

The narration of the story was very engaging.
その物語の語り口は非常に引き込まれました。

narrator

例文

The narrator’s voice was calm and soothing.
ナレーターの声は穏やかで心地よかったです。

「narrative」という単語は、こうした関連する言葉と密接に繋がっており、物語や出来事を伝える際に使われる語彙の一部です。

narrativeの読み方と発音

英単語「narrative」のカナでの読み方と発音記号、そして日本人が発音する際の注意点について説明します。

カナでの読み方

ナラティブ

発音記号

/ˈnærətɪv/

発音のポイント

  1. /ˈnærətɪv/ の「/nær/」部分:
    • 「nær(ネア)」の部分は、日本語の「ナ」に近いですが、「エ」の音が混ざっています。短い「エ」の音を意識して発音しましょう。
    • 「ア」と「エ」の中間の音で、口を少し横に広げて「ネア」と発音します。
  2. 「r」の発音:
    • 日本語には「r」の音がないため、英語の「r」を発音する際には、舌を上に巻き上げるような感じで、「ル」と発音しないように注意が必要です。「r」は舌を口の中で動かさないようにして、やや引っ込めた状態で発音します。
  3. /ˈnærətɪv/ の「/tɪv/」部分:
    • 「tɪv(ティヴ)」の部分では、「t」は軽く発音し、「v」は唇を噛みながら「ヴ」と発音します。
    • 特に「ヴ」の音は日本語にはないので、「f」を発音する時のように下唇を軽く噛んでから、「ブ」と音を出さないように「ヴ」と発音するのがコツです。

narrativeの使い方を例文を使って解説

英単語「narrative」の正しい使い方を、例文を使ってわかりやすく解説します。

1. 物語としての「narrative」

例文

The narrative of the movie was exciting and full of twists.
その映画の物語は興奮する内容で、予想外の展開がたくさんありました。

2. 歴史的な出来事を語る「narrative」

例文

The narrative of World War II is often told from different perspectives.
第二次世界大戦の物語は、しばしば異なる視点から語られます。

3. 自分の経験を語る「narrative」

例文

She shared a personal narrative about her journey through life.
彼女は自分の人生の旅についての個人的な物語を共有しました。

4. 記事や本で使われる「narrative」

例文

The narrative of the book captures the reader's attention from the first page.
その本の物語は、最初のページから読者の注意を引きつけます。

5. 物語のスタイルとしての「narrative」

例文

The author uses a unique narrative style to tell the story.
その作家は、物語を語るために独特の物語スタイルを用いています。

6. 複数の出来事を結びつける「narrative」

例文

The narrative connects various events to form a coherent story.
その物語は、様々な出来事を結びつけて一貫した物語を形成しています。

7. ストーリーを語る技法としての「narrative」

例文

Narrative techniques are important in both fiction and non-fiction writing.
物語の技法は、フィクションでもノンフィクションでも重要です。

8. イメージや印象を作る「narrative」

例文

The media can shape the public narrative about a person or event.
メディアは、ある人物や出来事についての公の物語を形成することができます。

9. 日記やブログでの「narrative」

例文

Her blog is a narrative of her daily life and thoughts.
彼女のブログは、彼女の日常生活や考えを語る物語です。

10. 未来の展望としての「narrative」

例文

The narrative of the company's future is one of growth and innovation.
その会社の未来についての物語は、成長と革新に満ちています。

「narrative」という単語は、物語、話、出来事を語る時に使う重要な単語です。これらの例文を参考に、物語や話を表現する際に「narrative」を使ってみてください。

narrativeと意味が似ている英単語6つ

英単語「narrative」と意味が似ている英単語を紹介し、それぞれのカナ読み、意味、、とその日本語訳を解説します。

1. Story (ストーリー)

意味: 出来事や架空の物語、特にフィクションとして語られるもの。

使い分けのポイント

「Story」は「narrative」と同じく物語を指しますが、より一般的で、特にエンターテイメントや子供向けの物語に使われます。「narrative」は、よりフォーマルで、複雑な話や歴史的な出来事の語りに使われることが多いです。

例文

He told a funny story about his childhood.
彼は自分の子供時代についての面白い話をしました。

2. Tale (テイル)

意味: 特に架空の物語や伝説的な話を指す。

使い分けのポイント

「Tale」は、しばしばおとぎ話や伝説的な話を指します。「narrative」よりも軽い話やファンタジー要素の強い物語に使われます。

例文

The grandmother told a magical tale about fairies.
おばあちゃんは妖精についての魔法のような話をしてくれました。

3. Account (アカウント)

意味: 特定の出来事や経験に関する詳細な報告や記述。

使い分けのポイント

「Account」は、特定の出来事に関する正確で詳細な報告を指します。「narrative」はより物語的な性質を持ち、文芸的な要素が強いのに対し、「account」は客観的で事実に基づくことが多いです。

例文

She gave a detailed account of the incident.
彼女はその事件について詳細な報告をしました。

4. Chronicle (クロニクル)

意味: 出来事の連続的な記録や年代記。

使い分けのポイント

「Chronicle」は、出来事を時間の順序に従って記録することに焦点を当てています。「narrative」は物語として出来事をまとめることに重点を置くのに対し、「chronicle」は事実を忠実に記録することを目的とします。

例文

The book chronicles the history of the ancient civilization.
その本は古代文明の歴史を年代順に記録しています。

5. Narration (ナレーション)

意味: 物語や出来事を語る行為やその語り口。

使い分けのポイント

「Narration」は「narrative」の一部であり、物語の語り方や語りの過程に焦点を当てています。「narrative」は物語全体を指すのに対し、「narration」はその物語がどのように語られるかに関係します。

例文

The narration of the documentary was very engaging.
そのドキュメンタリーのナレーションは非常に引き込まれるものでした。

6. Plot (プロット)

意味: 物語の主要な出来事や展開を示す枠組み。

使い分けのポイント

「Plot」は物語の構造や展開を示すものです。「narrative」はその構造を持つ物語全体を指しますが、「plot」はその物語の骨組みや計画を指します。

例文

The plot of the movie was full of unexpected twists.
その映画のプロットには予想外の展開が満載でした。

これらの単語はすべて「narrative」と意味が重なる部分がありますが、それぞれ異なるニュアンスや使い方があります。文脈に応じて適切な単語を選ぶことが大切です。

「narrative」の使い方として注意すべき間違った使い方

「narrative」を使う際に注意すべき間違った使い方を、例文とその日本語訳を使って説明します。

1. 「narrative」を単に「ストーリー」や「物語」として誤用する場合

間違った使い方

Narrative of the book is about animals.

正しい使い方

The narrative of the book focuses on the journey of animals.
その本の物語は動物の旅に焦点を当てています。

「narrative」は単に「ストーリー」と置き換えられるわけではありません。物語の進行や語りの視点に焦点を当てる場合に使います。「物語そのもの」ではなく、「物語の語り方や構造」に注意が必要です。

2. 「narrative」を単数形で使用して、特定の物語を指す時に文脈が不明確になる場合

間違った使い方

He has a strong narrative about life.

正しい使い方

He has a strong narrative about his life experiences.
彼は自分の人生経験についての強い物語を持っています。

「narrative」は具体的な出来事や経験に関連して使われるべきです。何についての物語なのかを明確にする必要があります。「life」という曖昧な表現ではなく、具体的な「life experiences(人生経験)」などの文脈を示すのが正しいです。

3. 「narrative」を無生物に対して使用する場合

間違った使い方

The car’s narrative was interesting.

正しい使い方

The story behind the car’s design was interesting.
その車のデザインにまつわる物語は興味深いものでした。

「narrative」は通常、人間や人間の経験に関連する物語や語りを指します。無生物や物に対して使用するのは不自然で、代わりに「story」などを使用する方が適切です。

4. 「narrative」を「説明」や「解説」と誤解して使用する場合

間違った使い方

He gave a narrative of the instructions.

正しい使い方

He gave a detailed explanation of the instructions.
彼はその指示について詳細な説明をしました。

「narrative」は物語や出来事を語ることを指し、「説明」や「解説」の意味では使いません。説明をする際には「explanation」や「description」などを使うべきです。

5. 「narrative」を「議論」や「討論」の意味で誤用する場合

間違った使い方

The narrative in the meeting was very heated.

正しい使い方

The discussion in the meeting was very heated.
会議での討論は非常に白熱していました。

「narrative」は物語や話の構造を指すものであり、議論や討論を表す場合には「discussion」や「debate」などを使用します。

これらの例を参考に、「narrative」を適切な文脈で使用するよう注意してください。

narrativeを使ったスラング表現

英単語「narrative」自体には特にスラングとしての意味はありませんが、カジュアルな会話や政治・メディアの文脈で「narrative」が少し違ったニュアンスで使われることがあります。このような使い方がスラング的な要素を含むと考えられます。

1. 「Controlling the narrative」

意味: これは、誰かが状況や出来事に関する話の方向性や解釈をコントロールしていることを指します。特に政治やメディアで、自分たちに有利なように物語を作り上げることを意味します。

例文

The politician was accused of trying to control the narrative about the scandal.
その政治家はスキャンダルに関する物語をコントロールしようとしたと非難されました。

2. 「Pushing a narrative」

意味: 特定の視点や解釈を他人に信じ込ませようとすることを意味します。これは、特定の意図を持って情報を操作する場合に使われます。

例文

The media seems to be pushing a certain narrative about the election.
メディアは選挙について特定の物語を押し付けているように見えます。

3. 「Changing the narrative」

意味: 既存の話や見方を変えようとする行為を指します。特に、何かネガティブな状況をポジティブに変えようとする場合によく使われます。

例文

The company is trying to change the narrative after the product failure.
その会社は製品の失敗後に物語を変えようとしています。

これらの表現は「narrative」を使ったカジュアルな表現ですが、スラングとして定着しているわけではなく、特にメディアや政治に関連する場面で頻繁に使用される言い回しです。

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