英単語の意味と使い方

both(ボウス)の意味と使い方を例文を使って解説

2023年6月19日

canashin

カナイ シンイチ

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英語を話す際、2つのものや人に対して同じことを表現したいと思ったことはありませんか?そんな時、効果的な英単語「both」を使いこなすことができれば、より自然で効率的な英語表現が可能になります。この記事では、「both」の正確な意味とその使用法を、初心者でも理解しやすい形で詳しく解説します。具体的な例文も交えながら、「both」の使い方をマスターし、自信を持って英会話を楽しむ一助となるような知識を提供します。さあ、一緒に新たな英語の表現力を身につけていきましょう!

bothの意味

「Both」は英語の単語で、「二つのものを共に」または「二つのものをすべて」という意味を持つ接続詞です。これは、二つのアイテムや人、状況などが等しく関与していることを示します。

例えば、「I like both apples and oranges」という文章では、「both」は「apples」と「oranges」の二つを同時に示し、それら両方が私が好きであることを意味します。この場合、bothの後に来るアイテム(ここではリンゴとオレンジ)は同等の重要性を持っています。

同様に、「Both of them are my friends」という文では、「彼ら二人は私の友人です」という意味になります。

このように、「both」は2つの要素が同時に、または等しく関与していることを強調するために使用されます。

bothの語源

「Both」の語源は古英語の「ba」(両方)という単語で、それはさらにプロトゲルマン語の「*baithiz」から派生しています。プロトゲルマン語は古代のゲルマン諸語の共通の祖先と考えられています。

プロトゲルマン語の「*baithiz」は「両方」を意味し、「bai」(両方)と「-thiz」(指示的接尾辞)からなる複合語でした。これが時間とともに変化し、「both」という現代英語の単語になりました。

なお、「both」は英語の基本語彙であるため、特にその派生元の単語というものは存在しません。つまり、「both」はそれ自体が他の単語から派生しているものではなく、むしろ他の単語や表現が「both」から派生することがあります。例えば、「both...and...」という構文などがそれにあたります。

bothの読み方と発音

英単語 "both" のカナでの読み方は「ボウス」となります。国際音声記号(IPA)での発音記号は /boʊθ/ です。

発音のポイント

  1. "b" の音は、唇を閉じて始め、息を押し出すことで発音します。日本語の「ぼ」に近いですが、日本語よりも息を強く押し出す感じになります。
  2. "oʊ" の音は、日本語の「おう」に近いですが、より口を丸くして長く引き伸ばす感じになります。
  3. "th" の音は、舌を歯の間に挟んで、息を出すときに舌をすこし動かす音です。日本語にはこの音がないので、この部分が一番難しいかもしれません。感覚としては、「さ」の音を出すときの舌の位置に近いですが、舌の先を上の歯と下の歯の間に軽く挟んで、息を抜きながら「スー」という音を出す感じになります。

bothの使い方を例文を使って解説

以下に、「both」の使い方を説明するための例文をいくつかご紹介します。

例文

I have two cats. Both are white.

私は猫を2匹飼っています。どちらも白いです。

例文

Both my parents are teachers.

私の両親はどちらも教師です。

例文

We can both swim.

私たちは二人とも泳げます。

例文

I like both chocolate and vanilla ice cream.

私はチョコレートとバニラのアイスクリーム、どちらも好きです。

例文

Both books are written by the same author.

この二冊の本は同じ著者によって書かれています。

例文

She can speak both English and Spanish.

彼女は英語とスペイン語、どちらも話すことができます。

例文

I've seen both movies, and I prefer the first one.

私はその二つの映画をともに見ましたが、最初の方が好きです。

例文

Both of my sisters live abroad.

私の姉妹二人はどちらも海外に住んでいます。

例文

He was both tired and hungry.

彼は疲れているとともに、お腹も空いていました。

例文

Both the concert and the party were fantastic.

コンサートもパーティーも両方とも素晴らしかったです。

こういった文章でbothを使うことにより、2つのものや人物に対して同時に、または等しく何かを表現することができます。

bothと意味が似ている英単語2つ

「Both」と同じような意味を持つ英単語には「each(イーチ)」と「either (アイザー)」があります。しかし、これらの単語は具体的な使用方法が異なり、文脈によって使い分ける必要があります。

Both (ボウス)

2つのものや人々が等しく何かを経験または持っていることを示します。

例文

Both of my parents are doctors.

私の両親はどちらも医者です。

Each (イーチ)

2つ以上の個々のものを指すときに使います。個々に、一つ一つに、という意味が強いです。

例文

Each student has a different opinion.

各生徒はそれぞれ違う意見を持っています。

Either (アイザー)

2つのものや人々のうちのどちらか一方、またはどちらでもいいという意味を持ちます。

例文

You can have either the red one or the blue one.

赤いものでも青いものでもどちらか一つ選んでいいです。

使い分けのポイント

「Both」は2つのもの全てに対して何かが当てはまるときに使います。「Each」は2つ以上の個々のものがそれぞれ何か特定の特性や行動を持つときに使います。「Either」は2つのもののうちどちらか一つを選ぶ、またはどちらでも良いときに使います。

したがって、これらの単語は意味が似ていても、それぞれが適用される具体的な状況や文脈が異なるため、適切に使い分けることが重要です。

「both」の使い方として注意すべき間違った使い方

「both」を使用する際の一般的な間違いには以下のようなものがあります。

間違った使い方の例①

間違った使い方

I have both cats.

正しい使い方

I have two cats. Both are white.

私は猫を2匹飼っています。どちらも白いです。

「both」は2つのものまたは人々が等しく関与している状況で使用するので、それが明示的に表現されていないと正しく使えません。

間違った使い方の例②

間違った使い方

I like both ice cream.

正しい使い方

I like both chocolate and vanilla ice cream.

私はチョコレートとバニラのアイスクリーム、どちらも好きです。

「both」を使う際は、比較対象となる2つのアイテムを明示的に挙げる必要があります。

間違った使い方の例③

間違った使い方

Both my parents is doctors.

正しい使い方

Both my parents are doctors.

私の両親はどちらも医者です。

「both」を使った文では、"both"の後ろの動詞は通常複数形になります。ここでは、"is"ではなく"are"を使うのが正しいです。

間違った使い方の例④

間違った使い方

I have both two cats.

正しい使い方

I have two cats. Both are white.

私は猫を2匹飼っています。どちらも白いです。

「both」はすでに2つの対象を指すことを含んでいるため、「two」と一緒に使うと冗長になります。このような場合、「two」を先に述べ、その後に「both」を使うと自然になります。

以上のような間違いを避けることで、英語の「both」を適切に使うことができます。

bothを使ったスラング表現

「Both」自体は基本的な英単語で、一般的にスラングとして特別な意味を持つことはありません。そのため、「both」を含む特定のスラングやイディオムを探すのは難しいです。

ただし、「both」が含まれるフレーズや表現が一部の人々、特定の地域、または特定の文化の中で特殊な意味を持つことはあります。例えば、「can't have it both ways」という表現は、「どちらも持つことはできない」または「両方の利益を得ることはできない」という意味を持ち、誰かが互いに矛盾した2つの選択肢または結果を同時に得ようとしていることを示す場合に使用されます。

しかし、このような表現は特にスラングというよりは、一般的な英語のイディオムやフレーズとして認識されています。

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