英単語の意味と使い方

empathy(エンパシー)の意味と使い方を例文を使って解説

2023年7月11日

canashin

カナイ シンイチ

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私たちが他人と深い繋がりを築く上で、共感性(エンパシー)は欠かせません。しかし、「エンパシー」という言葉を聞いて、すぐに意味を理解できる人は少ないかもしれません。この記事では、「エンパシー」の意味を分かりやすく解説し、具体的な例を挙げてその使い方を学んでいきます。日々のコミュニケーションに「エンパシー」を取り入れることで、他人との人間関係がより豊かで深いものになり、理解し合える関係を築くことができます。この記事を読んで、「エンパシー」を理解し、活用することで、より深い人間関係を築くための第一歩を踏み出しましょう。

empathyの意味

「empathy」という英単語は、「共感」という意味を持ちます。これは、他人の感情や視点を理解し、それを自分自身の感情のように感じる能力を指します。例えば、友達が悲しいとき、あなたも彼らの悲しみを感じることができるというのが「empathy」です。これは、単に他人が何を感じているかを知る(これを「sympathy」といいます)以上のことで、他人の感情を深く理解し、それに対して感じることを指します。

empathyの語源

「empathy」という単語は、主にギリシャ語の単語から派生したもので、その原形は「empatheia」です。これは、ギリシャ語の 'en'(中)と 'pathos'(感情)という二つの単語から成り立っています。そのため、「empatheia」は直訳すると「感情の中にいる」という意味になります。

このギリシャ語の単語は、19世紀にドイツ語に借用され、「Einfühlung」という形で使用されるようになりました。ここでもまた、この単語は直訳すると「感じることの中に」となります。

そして、20世紀初頭になると、「Einfühlung」は英語に借用され、「empathy」という形になりました。この単語は、他人の感情や経験を理解し、それに感じ入る能力を表すようになりました。

empathyの読み方と発音

「empathy」のカタカナでの読み方は「エンパシー」で、国際音声記号(IPA)では /ˈɛmpəθi/ と表記します。

発音のポイント

  1. 「e」は短い音で、「エ」('ɛ')のように発音します。
  2. 「m」はそのまま「ム」の音です。
  3. 「pa」の部分では、ストレスがあるため、「パ」を強く発音します。
  4. 「th」は、日本語にはない音で、舌を上歯に軽くつけて息を出すようにして「ス」のように発音します。
  5. 最後の「y」は、「イ」の音として発音します。

したがって、この単語は全体として「エムパスィ」と発音します。特に、「th」の発音が難しいかもしれませんが、この部分に注意しながら練習してみてください。

empathyの使い方を例文を使って解説

ここに「empathy」の正しい使い方を示す例文をいくつか紹介します。各例文には英語と日本語の両方を記載しています。

例文

She showed great empathy towards her friend's situation.

彼女は友人の状況に大いに共感を示しました。

例文

Empathy is an important trait in a good leader.

共感性は良いリーダーにとって重要な特性です。

例文

His empathy made him very popular among his peers.

彼の共感性は彼を仲間の中で非常に人気にしました。

例文

Through reading, we can develop a sense of empathy for characters in a story.

読書を通じて、物語の登場人物への共感の感覚を発達させることができます。

例文

Being a good listener is a crucial part of showing empathy.

良い聞き手であることは、共感を示すための重要な部分です。

例文

The therapist used empathy to understand her patient's feelings.

セラピストは共感を使って患者の感情を理解しました。

例文

He lacked empathy, which made it hard for him to connect with others.

彼は共感性に欠けていたため、他の人々との関わりを持つことが難しかったです。

例文

Empathy helps us understand the perspectives of others.

共感は私たちが他人の視点を理解するのを助けます。

例文

Teaching empathy in schools is essential to help children relate to each other.

学校での共感の教育は、子供たちがお互いに関わるのを助けるために不可欠です。

例文

Showing empathy to someone who is struggling can make them feel understood and less alone.

困っている人に共感を示すことは、彼らが理解され、孤独感が軽減されるように感じさせることができます。

empathyと意味が似ている英単語2つ

「empathy」(エンパシー)と意味が似ている英単語には、「sympathy」(シンパシー)と「compassion」(コンパッション)があります。

Sympathy(シンパシー)

「Sympathy」は、「同情」や「共感」と訳されますが、「empathy」とは若干異なります。あなたが他人の苦しみを理解し、それに対して悲しみや慰めの気持ちを感じるとき、それは「sympathy」です。しかし、「sympathy」は「empathy」のように他人の経験や感情を自分自身のものとして感じることを必要としません。

例文

I have sympathy for those who have lost their jobs.

彼らが仕事を失った人々に対して同情します。

Compassion(コンパッション)

「Compassion」は、「共感」よりもさらに深い意味を持ちます。これは、他人の苦しみを理解し、それを軽減するために行動する意欲を含みます。「empathy」が他人の感情を理解し、感じることに焦点を当てているのに対して、「compassion」は理解と行動の両方を含みます。

例文

She showed compassion by volunteering at the homeless shelter.

彼女はホームレスシェルターでボランティアをすることで、思いやりを示しました。

使い分けのポイント

これらの単語を使い分けるポイントは、「empathy」が他人の感情や経験を自分のもののように感じる能力であるのに対し、「sympathy」は他人の困難な状況に対して慰めの気持ちを抱くこと、そして「compassion」は他人の苦しみを理解し、それを軽減しようと行動する意欲を含む、という点にあります。

「empathy」の使い方として注意すべき間違った使い方

「empathy」は他人の感情や状況を理解し、自分自身の感情として感じる能力を表すため、他人の感情や状況に対する一般的な理解や共感を表すために使うのは不適切です。

以下に一般的な誤用例を示します。

間違った使い方の例①

間違った使い方

I have empathy for chocolate cake.

私はチョコレートケーキに共感します。

正しい使い方

I have a love for chocolate cake.

私はチョコレートケーキが大好きです。

この例では、「empathy」を誤って物や事に対する好意や愛情を示すために使用しています。しかし、「empathy」は人間または生物の感情に対してのみ使用するべきです。

間違った使い方の例②

間違った使い方

I have empathy for the historical event.

私はその歴史的な出来事に共感します。

正しい使い方

I have an understanding of the historical event.

私はその歴史的な出来事を理解しています。

この例では、「empathy」を誤って歴史的な出来事に対する理解を示すために使用しています。しかし、「empathy」は他人の感情や状況に対する理解を示すために使うべきです。

これらの例から、「empathy」を使用する際は、それが人間または生物の感情に対してのみ適用されることを常に念頭に置くべきです。

empathyを使ったスラング表現

「empathy」は感情や精神状態を指す一般的な英単語であり、特定のスラングや俗語の形は存在しません。ただし、スラングや非公式の表現を使って「empathy」の概念を表現することは可能です。たとえば、「feel someone」または「get where someone is coming from」は、ある人が何を感じているのか、またはその人の視点や感情を理解していることを意味します。これらは、「empathy」のように他人の感情を理解し共有する概念を表現します。

  1. "I really feel you on that." 「それについては本当に君の気持ちがわかるよ。」
  2. "I totally get where you're coming from." 「完全に君がどこから来ているか理解してるよ。」

これらの表現は非公式の状況やカジュアルな会話で使われますが、フォーマルな状況では「empathy」を使用することが適切です。

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