英単語の意味と使い方

matter(マター)の意味と使い方を例文を使って解説

2023年6月9日

canashin

カナイ シンイチ

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あなたが英語を学んでいて、時々"matter"という単語に出くわし、その使い方や意味に混乱していることはありませんか? この単語は日常会話やビジネス英語、学術英語で頻繁に使われるため、その理解と正しい使用は英語力を飛躍的に向上させるための重要なステップです。この記事では、「matter」の意味を詳細に探り、その多様な使い方を具体的な例文を通じて解説します。これにより、あなたは「matter」を自信を持って使うことができるようになるだけでなく、他の英語表現に対する理解も深まるでしょう。

matterの意味

英単語「matter」は、日本語では「物質」、「問題」、「重要性」などの意味を持つ、とても多用途な単語です。具体的な意味は文脈によります。

"Matter" が「物質」を意味するとき

これは自然科学でよく使われる意味で、空間を占めて質量を持つ何か、つまり全ての物体や物質を指します。例えば、「Water is a type of matter」(水は一種の物質である)と言うことができます。

"Matter" が「問題」または「件」を意味するとき

何かについて話すときや、特定のトピックや問題について言及するときに使われます。例えば、「This is a serious matter」(これは深刻な問題だ)と言うことができます。

"Matter" が「重要性」を意味するとき

この用法は普通、動詞として「matter」を使ったフレーズの中で見られます。「Something matters」はその何かが重要である、または関係があるということを意味します。例えば、「Your opinion matters」(あなたの意見は重要だ)と言うことができます。

これらが「matter」の主な用途で、他にも少し古い英語や詩的な表現では「matter」が「題材」または「話題」を意味することもあります。文脈によって「matter」の意味が変わるので、どの意味で使われているかを理解するにはその周りの言葉に注意を払うことが大切です。

matterの語源

英語の「matter」の語源は、古代の語から派生しています。

「Matter」はラテン語の「materia」から派生し、その意味は「材料」や「原料」でした。これはさらに、木材を意味する「materies」から派生したものです。木材は古代の人々が様々なものを作るための「原料」だったからです。

ラテン語の「materia」は、古代ギリシャ語の単語「μῆτις」(metis)と関連があるともされています。「μῆτις」は「知恵」や「技術」を意味していました。そのため、「materia」は元々は何かを作るための「材料」または「知識」を意味していたと考えられます。

このように、「matter」はその語源から、「物質」、「問題」、そして何かが重要であること(つまり「重要な事柄」)という意味を持つようになりました。

matterの読み方と発音

英語の単語 "matter" の日本語のカタカナ表記は「マター」です。

そして、英語の発音記号は以下のようになります: /mˈætər/

  • /m/ は「m」の音、
  • /ˈæ/ は「a」の音で、「cat」の「a」のような短い音、
  • /t/ は「t」の音、
  • /ər/ は「er」の音で、英語の中で最も一般的な音の1つである「シュワ」音を表しています。この音は、例えば「computer」の最後の「er」のような音です。

発音にはアクセントの位置も重要で、この単語では最初の音節「mæt」にアクセントがあります。それが '/ˈ/' 記号によって示されています。

発音のポイント

  1. アクセント:
    「matter」の場合、第一音節(すなわち、「mæt」部分)にアクセントがあります。そのため、「MA-tter」のように発音すると良いでしょう。
  2. /æ/の音:
    「a」は、日本語の「あ」の音とは異なり、英語の/æ/という音は「cat」の「a」のような短い音を表します。口を大きく開けて、舌を口の底に近づけるとこの音を作ることができます。
  3. /t/の音:
    英語ではしばしば「t」の音が「d」の音に似たものになります。アメリカ英語では特にそうで、"matter"は「madər」のように聞こえることがあります。しかし、「t」を明確に発音しても問題ありません。
  4. /ər/の音:
    英語の/ər/は日本語にない音で、後ろの喉を使って発音します。この音は「computer」の「er」のような音です。一般的に、日本語話者はこの音を正確に発音するのが難しいと感じるかもしれませんが、後ろの喉を使って「あー」と言うように試みると近い音を出すことができます。

これらの点に注意しながら、音声サンプルを聞いたり、ネイティブスピーカーの発音を模倣する練習を続けると、より正確な発音を身につけることができます。

matterの使い方を例文を使って解説

「matter」の使い方は、それが名詞か動詞かにより、またはその文脈によります。以下にいくつかの例文を記載します。

「matter」が「物質」を意味する場合

例文

Everything in the universe is made of matter.

宇宙のすべてのものは物質でできています。

「matter」が「問題」を意味する場合

例文

We need to discuss this matter privately.

この問題については、私たちだけで話し合う必要があります。

「matter」が「事柄」を意味する場合

例文

These matters are not of importance to our current discussion.

これらの事柄は、我々の現在の議論には重要ではありません。

「matter」が動詞で「重要である」を意味する場合

例文

Your opinion matters to me.

あなたの意見は私にとって重要です。

「matter」が動詞で「影響を与える」を意味する場合

例文

It may not matter to you, but it matters a lot to me.

あなたにとっては重要でないかもしれませんが、私にとってはとても重要です。

「matter」が名詞で「話題」を意味する場合

例文

The matter of climate change is frequently discussed in the news.

気候変動の話題はニュースで頻繁に取り上げられます。

「matter」が名詞で「状況」を意味する場合

例文

No matter the circumstances, we must remain calm.

どのような状況であろうと、我々は冷静でなければなりません。

「matter」が動詞で「問題となる」を意味する場合

例文

It won't matter if we arrive a bit late.

少し遅れて到着しても問題ありません。

「matter」をフレーズで使い「問題ない」を意味する場合

例文

It doesn't matter, everyone makes mistakes.

問題ない、誰もが間違いを犯します。

「matter」をフレーズで使い「どんなに…でも」を意味する場合

例文

No matter how hard it is, you have to keep trying.

どれだけ困難であっても、あなたは試し続けなければなりません。

これらの例文は、「matter」の幅広い使用法を示しています。また、単語やフレーズがどのように文脈によって変わるかを示しています。

matterと意味が似ている英単語4つ

「Matter」は非常に多義的な単語なので、それに近い意味を持つ他の単語は、「matter」の特定の意味に対応します。以下に、「matter」のいくつかの意味に対応する類義語を示します。

Substance (サブスタンス - 物質)

例文

Water is a substance that is essential for life.

水は生命にとって不可欠な物質です。

「Substance」は一般的に「物質」や「成分」を指すのに対して、「matter」は物理学的な観点での「物質」を指すことが多いです。

Issue (イシュー - 問題)

例文

The issue of global warming is a serious one.

地球温暖化の問題は深刻なものです。

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「Issue」は特定の議論や問題、争点を指すことが多いです。一方、「matter」はより幅広い意味で問題を指します。そのため、「issue」は政治的、社会的な文脈でよく使われます。

Subject (サブジェクト - 主題、話題)

例文

The subject of today's meeting is company strategy.

今日の会議の主題は会社の戦略です。

「Subject」は特定の話題や議論の主題を指すのに対して、「matter」は具体的な問題や議論を指すことが多いです。

Import (インポート - 重要性)

例文

The import of his decision didn't become clear until much later.

彼の決定の重要性は、ずっと後になってから明らかになりました。

「Import」は「重要性」を指すのに対して、「matter」は動詞として「重要である」を意味します。つまり、「Your opinion matters.」は「Your opinion has import.」というように使われます。

使い分けのポイント

これらの単語はすべて、特定の文脈やニュアンスで「matter」と置き換えることができますが、その意味や使用法は微妙に異なります。ですので、それぞれの単語が最も適している文脈を理解することが重要です。

「matter」の使い方として注意すべき間違った使い方

「matter」の誤った使用方法を示す例文を以下に示します。誤った英文とその訂正、そして日本語訳を添えています。

間違った使い方の例①

間違った使い方

He matters the book to me.

正しい使い方

He gives the book to me.

彼は私に本を渡します。

この場合、"matters"は正しくない動詞です。"Gives"などの適切な動詞を使用すべきです。

間違った使い方の例②

間違った使い方

I have many matters to do today.

正しい使い方

I have many things to do today.

私は今日やるべきことがたくさんあります。

この例では、"things"のような一般的な単語を使用すべきです。"Matters"はここでは適切ではありません。

間違った使い方の例③

間違った使い方

The matter is very.

正しい使い方

The matter is very important.

その問題は非常に重要です。

"Very"は形容詞が必要です。単独では使用できません。したがって、"important"などの形容詞を追加する必要があります。

間違った使い方の例④

間違った使い方

Does it matter you?

正しい使い方

Does it matter to you?

それはあなたにとって重要ですか?

"Matter"の後には前置詞"to"が必要です。したがって、"Does it matter to you?"とすべきです。

これらの例文は、"matter"の一般的な誤用を示しています。この単語を使用するときは、その文脈と意味を正しく理解することが重要です。

matterを使ったスラング表現

「matter」自体は一般的にスラングとして使われる単語ではありませんが、スラング表現やイディオムに組み込まれることがあります。例えば、「What's the matter?」は「何か問題でも?」という意味で使われる非公式のフレーズであり、スラング的な要素を含んでいます。

また、「No matter what」(どんなことがあっても)や「For that matter」(そのことについて言えば)といった表現も一般的にはスラングではありませんが、会話の中で非公式なニュアンスを持つことがあります。

ただし、これらの表現は基本的にはスラングではなく、一般的な英語の表現として広く受け入れられています。スラングは地域や特定の社会集団によって異なるため、常にその文脈や目的に応じて適切な言葉遣いを選ぶことが重要です。

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