英単語の意味と使い方

nevertheless(ネヴァーダレス)の意味と使い方を例文を使って解説

canashin

カナイ シンイチ

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英語学習者の皆さん、文章を書いたり会話をしたりする中で、『それにもかかわらず』という表現を使いたいと思ったことはありませんか?そんなときに便利なのが 「nevertheless」 という単語です。この言葉を使いこなせると、文章がぐっと洗練され、英語の表現力が一段とアップします。この記事では、初心者の方でも理解しやすいように「nevertheless」の意味や使い方を例文とともに詳しく解説します。さらに、日常会話やビジネスシーンでの活用方法もお伝えします。この記事を読むことで、英語表現の幅を広げ、自信を持って英語を使えるようになるでしょう!

neverthelessの意味

「nevertheless」 は、「それにもかかわらず」「それでも」という意味を持つ英単語です。状況や理由があるにもかかわらず、結果や行動が続くことを表すときに使います。接続副詞として文の最初や途中で使われることが多いです。

使い方のポイント

  1. 逆接のニュアンスを表す
    ある事実や状況が存在しても、それに逆らう形で結果や行動が起こることを示します。
  2. 位置の自由度
    文の最初、中間、または最後に置くことができます。

例文と日本語訳

例文

It was raining heavily; nevertheless, they continued their journey.
激しい雨が降っていた。それでも、彼らは旅を続けた。

例文

The plan had many flaws; nevertheless, it was approved.
その計画には多くの欠陥があった。それにもかかわらず、それは承認された。

 

初心者向けアドバイス

  • 「nevertheless」はフォーマルな表現ですが、日常会話でも使えます。
  • 「but」や「however」よりも丁寧な印象を与えます。
  • 文脈の中で、強調したいときに使うと効果的です。

練習として、上記の例文を使って、自分の生活に関連する文を作ってみましょう!

neverthelessの語源

「nevertheless」 は、3つの単語 「never」(決して~ない)、「the」(その)、「less」(~にもかかわらず)が結合してできた語です。この単語は中英語(Middle English)の時代に形成されました。

語源の詳細

1.never

  • 古英語(Old English)の næfre に由来します。
  • ne(否定) + æfre(いつでも)を組み合わせて、「決して~ない」を意味します。

2.the

  • 古英語の þæt(その、それ)が短縮された形。指示を強調する役割を持ちます。

3.less

  • 古英語の lēas(~の欠如、~がない)に由来します。現代では「~にもかかわらず」のような逆接的な意味を生む要素になります。
  • これらが結合して、「それにもかかわらず」「決して減らない」といった意味合いを持つ単語が形成されました。

構造の変化と進化

「nevertheless」は中英語から現代英語に至るまでほぼ形を変えずに使われ続けています。この単語は、同様に構造が複合的な単語 「nonetheless」(それでもなお)とも関連があります。

  • nonetheless も、「none」(どれも~ない) + 「the」 + 「less」 の結合で作られています。

現代における関連表現

  • However(しかしながら): より一般的でカジュアルな逆接表現。
  • Nonetheless(それでもなお): 「nevertheless」とほぼ同義で使えますが、よりフォーマル。
  • Even so(それでもなお): 同じ意味ですが、会話的な響きがあります。

これらの語源や構成を理解すると、類似する単語や使い方を覚える助けになります!

neverthelessの読み方と発音

発音記号:/ˌnɛvərðəˈlɛs/

カナ読み:ネヴァーダレス

発音のポイント

  1. ストレス(アクセント)に注意
    強勢(アクセント)は「less」の部分(最後の音節)に置かれます。
    日本語には強勢アクセントがないため、「レ」をしっかり強く発音するよう意識しましょう。
  2. /d/(thの音)に注意
    「d」は英語特有の音で、舌を軽く上下の歯の間に挟んで声を出します(有声音)。
    カナでは「ダ」と表記されますが、日本語の「ダ」とは違います。
    日本人は「ザ」や「ダ」に置き換えがちですが、できるだけ舌の位置を意識してください。
  3. 母音の曖昧さに注意
    中間部分の「?r」(/?r/)は、日本語の「アー」や「エル」にはならないよう注意。
    英語では曖昧母音(schwa /?/)で発音されるため、弱く短く「ア」と発音します。
  4. /l/と/r/の違いに注意
    最後の「less」では、/l/の音が使われます。舌先を上の歯茎につける感じで発音します。
    日本語の「ラ行」に似ていますが、舌の動きをしっかり意識してクリアに発音しましょう。

neverthelessの使い方を例文を使って解説

「nevertheless」 は「それにもかかわらず」「それでも」という意味を持つ接続副詞で、逆接を表すときに使います。以下に、使い方を簡単に説明し、例文を10個紹介します。

使い方のポイント

  • 文の最初、中間、または最後で使える
  • 文の流れをスムーズにするため、柔軟に配置できます。
  • 逆接を強調する
  • 前の内容と反対の結果や行動を表します。

例文と日本語訳

例文

It was raining heavily; nevertheless, they continued their journey.
激しく雨が降っていた。それにもかかわらず、彼らは旅を続けた。

例文

She was very tired. Nevertheless, she finished her homework on time.
彼女はとても疲れていた。それでも、彼女は宿題を時間通りに終えた。

例文

The plan had many flaws; nevertheless, it was approved.
その計画には多くの欠陥があった。それにもかかわらず、それは承認された。

例文

He is inexperienced; nevertheless, he is very confident.
彼は経験不足だ。それにもかかわらず、彼はとても自信がある。

例文

The team was losing badly. Nevertheless, they never gave up.
チームは大敗していた。それでも、彼らは決して諦めなかった。

例文

The product is expensive. Nevertheless, it is very popular.
その製品は高価だ。それにもかかわらず、とても人気がある。

例文

I didn’t feel well; nevertheless, I went to the meeting.
気分が良くなかった。それでも、私は会議に行った。

例文

The weather was freezing cold. Nevertheless, the children played outside.
天候は凍えるほど寒かった。それでも、子どもたちは外で遊んだ。

例文

The movie received bad reviews. Nevertheless, I enjoyed it.
その映画は悪いレビューを受けた。それにもかかわらず、私は楽しんだ。

例文

He apologized many times. Nevertheless, she refused to forgive him.
彼は何度も謝った。それでも、彼女は彼を許すことを拒んだ。

練習のコツ

  • 練習法: 上記の例文を音読し、逆接のニュアンスを感じながら練習してください。
  • 文章作成: 自分の生活や経験に合わせた文を作り、実践的に使ってみましょう。
  • 例えば: I made a mistake in my work. Nevertheless, my boss encouraged me.(私は仕事でミスをした。それにもかかわらず、上司は私を励ましてくれた。)

このように「nevertheless」を使うことで、英語の表現がより豊かになります!

neverthelessと意味が似ている英単語5つ

「nevertheless」と似た意味を持つ英単語には以下のものがあります。それぞれに微妙なニュアンスや使い分けがありますので、詳しく解説します。

1. nonetheless(ノンザレス)

意味:それでもなお、それにもかかわらず

「nevertheless」とほぼ同義で、フォーマルな場面や文章でよく使われます。
「nonetheless」の方がやや口語的に使われる傾向があります。

例文

The weather was terrible. Nonetheless, we went hiking.
天気はひどかった。それでも、私たちはハイキングに行った。

例文

He had no experience. Nonetheless, he succeeded in his new job.
彼には経験がなかった。それでも、新しい仕事で成功した。

2. however(ハウエヴァー)

意味:しかしながら、それでも

「however」はもっと一般的な逆接の表現で、会話でもよく使われます。
「nevertheless」と比べると、日常的でカジュアルな印象を与えます。

例文

I wanted to go out; however, it started to rain.
外出したかった。しかし、雨が降り始めた。

例文

He studied hard; however, he didn’t pass the exam.
彼は一生懸命勉強した。しかし、試験に合格しなかった。

3. even so(イーヴンソウ)

意味:たとえそうであっても、それでもなお

「even so」は、前の文や状況を一旦認めた上で、それでも反対の結果が起きることを強調します。
会話やカジュアルな文章で使われることが多いです。

例文

The offer was very tempting. Even so, I decided to decline it.
提案はとても魅力的だった。それでも、私は断ることにした。

例文

He apologized sincerely. Even so, she remained angry.
彼は心から謝った。それでも、彼女は怒り続けた。

4. still(スティル)

意味:それでも、なお

「still」は、逆接の意味を簡潔に表現します。
カジュアルな会話で非常に頻繁に使われます。

例文

He made a mistake. Still, he didn’t give up.
彼はミスをした。それでも、諦めなかった。

例文

It’s late. Still, I want to watch the movie.
遅い時間だ。それでも、私はその映画を見たい。

5. yet(イェット)

意味:それにもかかわらず、しかし

「yet」は接続詞としても副詞としても使える表現で、短い逆接の表現に適しています。
「nevertheless」と比べるとカジュアルで、短い文章で使うのに向いています。

例文

She seems strict. Yet, she is kind at heart.
彼女は厳しいように見える。それでも、心は優しい。

例文

I was tired. Yet, I kept working.
私は疲れていた。それでも、働き続けた。

使い分けのポイント

  1. nevertheless
    フォーマルでしっかりした逆接を表現したいときに使う。会話でも使えるが、文章でよく使われる。
  2. nonetheless
    「nevertheless」と同義だが、やや口語的なニュアンス。日常会話からフォーマルな文章まで幅広く使える。
  3. however
    一般的な逆接表現で、もっとも日常的に使われる。カジュアルな会話や軽い文章で適している。
  4. even so
    「たとえそうでも」というニュアンスを強調したいときに使う。特に前の内容を認めつつ反対の結果を述べる場合に適している。
  5. still
    シンプルで日常的な逆接表現。「それでも」と簡潔に伝えたいときに使う。会話で頻出。
  6. yet
    短くてカジュアルな逆接表現。接続詞や副詞として使え、短い文章や会話でよく使われる。

これらの違いを意識して、状況や文脈に応じて適切な単語を選ぶと良いでしょう!

「nevertheless」の使い方として注意すべき間違った使い方

「nevertheless」は逆接を表す接続副詞なので、使用する際にはいくつかの注意点があります。以下に、よくある間違いの例を示し、正しい使い方も併せて解説します。

1. 「nevertheless」の位置が不適切

「nevertheless」を文中に置くとき、位置が不適切だと意味が通じなくなることがあります。

間違った使い方

The weather was bad. They nevertheless went hiking still.
天気が悪かった。彼らはそれでもなお、ハイキングに行ったまだ。
(意味が不明瞭)

正しい使い方

The weather was bad; nevertheless, they went hiking.
天気が悪かった。それにもかかわらず、彼らはハイキングに行った。

「nevertheless」は文中で適切に配置する必要があります。多くの場合、セミコロン(;)やカンマ(,)を使って前の文と接続します。

2. 主語や動詞がない文で使う

「nevertheless」を単独で使う場合、文法が崩れることがあります。

間違った使い方

The product is expensive. Nevertheless, very popular.
その製品は高価だ。それでもなお、とても人気がある。
(主語と動詞が欠けている)

正しい使い方

The product is expensive. Nevertheless, it is very popular.
その製品は高価だ。それにもかかわらず、とても人気がある。

「nevertheless」を使う場合でも、主語と動詞を省略しないようにします。

3. 因果関係が不明瞭な場合

「nevertheless」は逆接を表すため、前後の文に因果関係が不明瞭だと意味が伝わりません。

間違った使い方

He likes ice cream. Nevertheless, he ate pizza.
彼はアイスクリームが好きだ。それにもかかわらず、ピザを食べた。
(因果関係が不明で不自然)

正しい使い方

He likes ice cream. Nevertheless, he chose to eat pizza instead.
彼はアイスクリームが好きだ。それでも、代わりにピザを食べることを選んだ。

前後の文が矛盾していないか確認し、「それにもかかわらず」という流れが自然であることを確認しましょう。

4. 「but」との重複

「but」と「nevertheless」を同時に使うのは冗長です。

間違った使い方

I was tired, but nevertheless, I finished the project.
私は疲れていたが、それでもなお、そのプロジェクトを終えた。
(「but」と「nevertheless」の両方を使うのは不要)

正しい使い方

I was tired. Nevertheless, I finished the project.
私は疲れていた。それでも、そのプロジェクトを終えた。

「but」と「nevertheless」は意味が重複するため、どちらか一方を選びましょう。

5. 過剰なフォーマルさが不要な場面で使用

カジュアルな会話で「nevertheless」を使うと、不自然に聞こえることがあります。

間違った使い方

A: Did you enjoy the party?
B: Nevertheless, it was fine.
A: パーティー楽しんだ?
B: それにもかかわらず、まあまあだったよ。
(不自然でフォーマルすぎる)

正しい使い方

A: Did you enjoy the party?
B: It was fine, but not great.
A: パーティー楽しんだ?
B: まあまあだったけど、すごく良いわけではなかった。

「nevertheless」はフォーマルな場面や書き言葉に適しており、日常会話では「but」や「still」を使う方が自然です。

注意点まとめ

  • 位置を正しく配置し、前後の文が論理的に接続されていることを確認する。
  • 主語や動詞を省略しない。
  • 因果関係を明確にし、不自然なつながりを避ける。
  • 「but」と「nevertheless」を重複して使わない。
  • カジュアルな会話では適切な代替表現を選ぶ。

これらを意識して、適切に「nevertheless」を使いましょう!

neverthelessを使ったスラング表現

「nevertheless」自体にスラング形はありません。これはフォーマルな接続副詞であり、主に文章や丁寧な会話で使われます。しかし、スラングやカジュアルな会話では、「nevertheless」と同じ意味を伝える別の表現がよく使われます。以下に例を挙げます。

カジュアル・スラング的な表現

1.still

  • 意味: 「それでも」「それにもかかわらず」
  • 短くカジュアルに「nevertheless」と同じ意味を伝える。

例文

I don’t like his attitude. Still, he’s a great team player.
彼の態度は好きじゃない。それでも、彼は素晴らしいチームプレーヤーだ。

2.even so

  • 意味: 「たとえそうでも」「それでもなお」
  • 日常会話で使いやすい。

例文

The price is high. Even so, it’s worth buying.
値段は高い。それでも、買う価値がある。

 

3.but still

  • 意味: 「でもそれでも」「だけどやっぱり」
  • 「but」と「still」を組み合わせて、よりカジュアルなニュアンスを出す。

例文

He made a mistake. But still, he’s a good worker.
彼はミスをした。でも、それでも彼は良い労働者だ。

 

4.all the same

  • 意味: 「それでもなお」「どっちにしても」
  • ラフな会話で「nevertheless」を柔らかく表現する形。

例文

She was late again. All the same, I forgave her.
彼女はまた遅刻した。それでも、私は彼女を許した。

 

5.yet

  • 意味: 「それにもかかわらず」「でも」
  • 短くカジュアルに使える。

例文

I’m tired. Yet, I can’t sleep.
疲れている。それでも眠れない。

注意点

  • スラングではなくても、上記のカジュアル表現は日常会話で使いやすい。
  • ただし、「nevertheless」をフォーマルに使うべき場面(ビジネス文書やスピーチ)では、これらの表現を避けるべきです。

これらの表現を使い分けることで、自然で柔軟な会話ができるようになります!

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TOEICスコア250点から独学で700点に到達。自分の経験やコツを共有し、英語学習に情熱を持つ方々のお役に立ちたいと思っています。一緒に英語を学びましょう!

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