英単語の意味と使い方

ordinary(オーディナリー)の意味と使い方を例文を使って解説

2024年10月1日

canashin

カナイ シンイチ

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「ordinary」という英単語は、日常会話やビジネスシーンで頻繁に使われる非常に重要な表現です。しかし、そのシンプルな意味合いゆえに、正しい使い方が意外と難しいこともあります。このブログ記事では、「ordinary」の基本的な意味から、間違いやすい使い方、そして他の類似した英単語との違いまでを詳しく解説します。この記事を読むことで、日常生活や仕事で「ordinary」を適切に使いこなせるようになり、英語力が一段と向上することをお約束します。

ordinaryの意味

「ordinary」という英単語は、「普通の」や「一般的な」という意味です。特別でも珍しくもなく、日常的に見られるものや出来事を表すときに使います。

例文

This is just an ordinary day.
これはただの普通の日です。

例文

He is an ordinary student.
彼は普通の学生です。

ordinaryの語源

「ordinary」という英単語の語源は、ラテン語の「ordinarius」から来ています。「ordinarius」は「秩序に従った」「規則的な」という意味があり、これはさらに「ordo」(秩序、順序)という単語に由来します。

語源の流れ

  1. ラテン語: ordinarius (秩序に従った、規則的な)
  2. 中世ラテン語: ordinarius (通常の、一般的な)
  3. 古フランス語: ordinaire (通常の、普通の)
  4. 英語: ordinary (普通の、一般的な)

派生元の単語

  • order(秩序、順序)
    「order」は「ordo」から直接派生した単語で、物事が特定の順序や規則に従っていることを表します。
    (発音: オーダー、おーだー)
  • ordinal(序数の、順序を示す)
    「ordinal」は、順序や位置を示す単語です。たとえば、「first」や「second」といった順位を表すときに使います。
    (発音: オーディナル、おーでぃなる)
  • extraordinary(並外れた、異常な)
    「ordinary」に「extra-」(超える、外の)を加えた単語で、普通ではない、非常に特別なものを指します。
    (発音: エクストラオーディナリー、えくすとらおーでぃなりー)

「ordinary」は、このように「秩序」や「順序」といった概念から発展し、「特別ではない、普通の」という意味を持つようになりました。

ordinaryの読み方と発音

「ordinary」のカナでの読み方は オーディナリー です。

発音記号

/ˈɔːrdəˌnɛri/ または /ˈɔːdənəri/

発音のポイント

  1. /ˈɔːr/ の部分
    • 「オー」の部分は日本語の「オー」と近いですが、英語では唇を少し丸めて、やや長めに発音します。
    • 「r」の音は、日本語の「ラ行」と違い、舌を巻くように発音します。舌を口の上の歯茎に近づけるイメージです。
  2. /də/ の部分
    • この部分は「ディ」のように聞こえますが、英語では「d」が軽く、ほとんど聞こえないことがあります。「də」は短くて、舌を上の歯茎の近くで軽く触れるようにします。
  3. /nɛri/ または /nəri/ の部分
    • 「ナリー」の部分は、日本語の「ナリー」と発音が似ていますが、/ɛ/ の音は「エ」と「ア」の中間の音です。「e」を発音する際に口を少し広げて「エ」と発音します。
    • 「r」の音も同様に舌を巻く感じで発音します。最後の「i」は「イ」ではなく、少し短い「イ」または「ィ」のように発音します。

ordinaryの使い方を例文を使って解説

英単語「ordinary」は、特別ではなく、よくあることやものを指すときに使います。日常生活でよく使う表現なので、以下の例文で使い方を理解しましょう。

例文

This is an ordinary day.
これは普通の日です。

例文

She wore an ordinary dress.
彼女は普通のドレスを着ていました。

例文

The meal was ordinary, nothing special.
その食事は普通で、特別なものではありませんでした。

例文

He is just an ordinary person.
彼はただの普通の人です。

例文

We went to an ordinary restaurant.
私たちは普通のレストランに行きました。

例文

The weather today is quite ordinary.
今日の天気はとても普通です。

例文

It was an ordinary movie, nothing exciting.
それは普通の映画で、特に興奮するものではありませんでした。

例文

He likes ordinary things, nothing fancy.
彼は普通のものが好きで、派手なものは好きではありません。

例文

This is just an ordinary pen, but it works well.
これはただの普通のペンですが、よく書けます。

例文

Their house looks very ordinary from the outside.
彼らの家は外から見るととても普通に見えます。

「ordinary」は、特別ではない、一般的で誰もがよく見るものや状況について話すときに使います。上記の例文のように、日常の様々なシーンで使える便利な単語です。

ordinaryと意味が似ている英単語6つ

「ordinary」と意味が似ている英単語はいくつかあります。それぞれの単語には微妙なニュアンスの違いがあり、使い分けが重要です。以下に、カナ読みとともに、意味や使い方のポイントを解説します。

1. common (コモン)

意味: 一般的な、よくある

使い分けのポイント

「common」は「ordinary」と同じく「普通の」「一般的な」という意味がありますが、特に「多くの人々が共有している」「よく見かける」というニュアンスが強いです。

例文

It is common to see people using smartphones everywhere.
どこでもスマートフォンを使っている人を見るのは普通のことです。

2. usual (ユージュアル)

意味: いつもの、通常の

使い分けのポイント

「usual」は「普通」というよりも「いつも通りの」「普段通りの」という意味を持ちます。何かが「いつもそうである」ことを強調したいときに使います。

例文

She ordered her usual coffee.
彼女はいつものコーヒーを注文しました。

3. average (アベレージ)

意味: 平均的な、並の

使い分けのポイント

「average」は「普通」や「一般的」という意味の他に、「平均的」という数学的な意味もあります。何かが特に良くも悪くもなく、まさに「中間」のレベルであることを示します。

例文

His grades are average.
彼の成績は平均的です。

4. plain (プレイン)

意味: 簡素な、無地の、目立たない

使い分けのポイント

「plain」は「装飾がない」「シンプル」という意味を持ちます。「ordinary」と違い、特にシンプルで飾り気がないものを表すときに使われます。

例文

She wore a plain white dress.
彼女は無地の白いドレスを着ていました。

5. typical (ティピカル)

意味: 典型的な、代表的な

使い分けのポイント

「typical」は「普通」という意味もありますが、特に「あるグループやカテゴリーを代表する」「その特徴をよく表している」というニュアンスが強いです。

例文

It was a typical summer day in Tokyo.
それは東京の典型的な夏の日でした。

6. normal (ノーマル)

意味: 正常な、通常の

使い分けのポイント

「normal」は「普通」や「一般的」という意味に加えて、「正常な」「異常ではない」という意味もあります。通常の状態を強調したいときに使います。

例文

This is a normal temperature for this time of year.
これはこの時期としては通常の気温です。

まとめ

  • ordinary (オーディナリー): 特別ではなく、日常的に見られるものを指します。
  • common (コモン): みんなにとってよくある、広く共有されているもの。
  • usual (ユージュアル): いつも通りの、慣れ親しんだもの。
  • average (アベレージ): 平均的で、特に目立たないもの。
  • plain (プレイン): シンプルで飾り気がないもの。
  • typical (ティピカル): 典型的で、その特徴をよく表しているもの。
  • normal (ノーマル): 異常ではなく、通常の状態を示すもの。

それぞれの単語は、状況や文脈によって使い分けることで、微妙な意味の違いを表現できます。

「ordinary」の使い方として注意すべき間違った使い方

「ordinary」を使う際に注意すべき間違った使い方について、いくつかの例を挙げます。これらの間違いを理解することで、正しい使い方がより明確になります。

間違った使い方の例①

間違った使い方

She is an ordinary beautiful girl.
彼女は普通の美しい女の子です。

「ordinary」と「beautiful」という言葉は矛盾しています。「ordinary」は特別ではないことを意味し、「beautiful」は特別であることを意味します。これらを一緒に使うと意味が混乱します。

正しい使い方

She is a beautiful girl.
彼女は美しい女の子です。

間違った使い方の例②

間違った使い方

This cake is ordinary delicious.
このケーキは普通に美味しいです。

「ordinary」は「普通の」「一般的な」という意味ですが、「delicious」は「非常に美味しい」を意味します。ここで「ordinary」を使うと、ケーキが特別に美味しくないと誤解される可能性があります。

正しい使い方

This cake is quite delicious.
このケーキはとても美味しいです。

間違った使い方の例③

間違った使い方

He lives in an ordinary mansion.
彼は普通の豪邸に住んでいます。

「ordinary」は「一般的な」「特別ではない」を意味しますが、「mansion」は通常、豪華で特別な家を指します。「ordinary」と「mansion」を一緒に使うと矛盾が生じます。

正しい使い方

He lives in a large mansion.
彼は大きな豪邸に住んでいます。

間違った使い方の例④

間違った使い方

The ordinary king ruled the country.
その普通の王様が国を統治していました。

「ordinary」と「king」は通常組み合わせない言葉です。王は一般的に特別な存在であり、「ordinary」という言葉で修飾すると、王としての特別さが失われます。

正しい使い方

The wise king ruled the country.
その賢明な王様が国を統治していました。

間違った使い方の例⑤

間違った使い方

This event was ordinary special.
このイベントは普通に特別でした。

「ordinary」と「special」は反対の意味を持つため、同時に使うと意味が矛盾します。

正しい使い方

This event was really special.
このイベントは本当に特別でした。

まとめ

「ordinary」は「特別ではない」「普通の」という意味を持ちます。そのため、特別さを示す形容詞や名詞と一緒に使うと矛盾が生じ、意味が不自然になります。「ordinary」を使う際は、文脈に注意し、適切な言葉と組み合わせることが重要です。

ordinaryを使ったスラング表現

英単語「ordinary」に関連するスラングとして、以下のような表現があります。

1. Basic (ベーシック)

意味: 特別ではなく、ありふれた、平凡な

特に若者の間で、流行に敏感でない、ありきたりなものや人を指して「basic」と言います。この言葉には、少しネガティブなニュアンスが含まれ、個性がないという意味合いが含まれます。

例文

That outfit is so basic.
その服装はとても普通すぎるね。

2. Mediocre (ミディオーカー)

意味: 並みの、特に良くも悪くもない

「mediocre」はスラングというよりも、軽く侮蔑的に「普通」「平均的」「大したことがない」といった意味で使われます。

例文

The performance was just mediocre.
そのパフォーマンスはただ普通だった。

3. Vanilla (バニラ)

意味: 普通、無難、平凡

「vanilla」は、「普通すぎる」または「冒険しない」といった意味で使われます。何かが特にユニークではなく、無難であることを表現します。

例文

The design is pretty vanilla.
そのデザインはかなり普通だね。

これらのスラングは、状況に応じて使い分けることが重要です。特に「basic」や「vanilla」は、少し皮肉や批判的な意味を含むことが多いので、使う際には注意が必要です。

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