英単語の意味と使い方

there(ゼア)の意味と使い方を例文を使って解説

2023年6月5日

canashin

カナイ シンイチ

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英語の学習において、基本的な単語の一つである「there」の正確な意味と使い方を理解することは、自然な英語表現を身につけるための大切なステップです。「there」は英会話に頻繁に登場し、その使い方によっては存在を表したり、特定の場所を指したりと、さまざまな意味になります。今回の記事では、「there」の意味や使い方を例文を交えてわかりやすく解説します。この記事を読むことで、初心者でもスムーズに「there」を使いこなせるようになり、英語の表現力がグッと広がります。これであなたも英語を話す自信がつき、より自然なコミュニケーションが可能となるでしょう。

thereの意味

英語の単語「there」は、多くの意味と使い方がありますが、基本的な意味をいくつか紹介します。

場所を示す

「There」は、「そこ」や「あそこ」を表す言葉として使われます。例えば、「The book is there」(本はそこにあります)といった具体的な場所を示す際に使われます。

存在を示す

「There is」や「There are」は、「~が存在する」または「~がある」という意味を表します。例えば、「There is a cat」(猫がいる)、「There are many people」(たくさんの人々がいる)のように使います。

強調する

「There」は文の始めに使われ、特定の情報を強調する役割も果たします。例えば、「There goes the bus!」(バスが行くよ!)といった形で使われます。

これらは「there」の基本的な使い方の一部です。状況によっては、これらの解釈が変わることもありますので、コンテクストを考慮に入れて理解することが大切です。

thereの語源

「There」は英語の中でも非常に古い単語で、語源は古英語(Old English)に遡ります。その原形は「þǣr」ですが、これはさらに古いゲルマン語派(Proto-Germanic)の単語「*þar」から派生したものです。これらはどちらも「あそこ」や「その場所」を指す意味合いを持っています。

また、「there」は、さらに古いインド・ヨーロッパ語族(Proto-Indo-European)の指示代名詞「*to-」から派生したと考えられています。これは英語の「the」や「that」、「this」など、他の指示詞や定冠詞にも関連しています。

なお、上記の情報は古代語学や比較言語学の観点から見たもので、通常の英語学習や会話には直接関係しませんが、語の起源や発展に興味がある場合には役立つ情報かもしれません。

thereの読み方と発音

英単語「there」のカナでの読み方は「ゼア」となります。

そして、発音記号は、国際音声記号(IPA)によると /ðɛər/ です。ここで、/ð/ は「ゼ」のような音、/ɛər/ は「ア」のような音を表します。なお、この音はアメリカ英語とイギリス英語で微妙に異なる場合があります。

発音のポイント

  1. 「th」の発音:
    「th」の音は日本語にはない音で、舌の先を上の前歯に軽く当てて息を漏らすように発音します。この音が正しく出せないと、他の音(「s」や「f」など)に聞こえてしまうことがあります。
  2. 「r」の発音:
    英語の「r」の音は日本語の「る、り、ら、れ、ろ」とは異なります。日本語の「r」音は舌の先を口蓋に触れさせることで作りますが、英語の「r」音は舌の先を口蓋に触れさせずに、舌の後部を持ち上げて作ります。この点に注意しないと、発音が日本語風になってしまうことがあります。

これらの点に注意しつつ、ネイティブの発音を聞きながら模倣することで、正しい発音を身につけることができます。

thereの使い方を例文を使って解説

「there」の使い方を10個の例文で説明します。

例文

There is a cat on the sofa.

ソファの上に猫がいます。

この文は「There is」の形で、「~が存在する」、「~がある」という意味を表しています。

例文

There are three apples in the basket.

かごの中にリンゴが3つあります。

こちらも「There are」の形で、複数のものが存在することを示しています。

例文

Look over there!

あそこを見て!

「There」を使って特定の場所を指しています。

例文

There goes the bus.

バスが行くよ。

この例では、「There」が文の始めに来て、特定の事象を強調しています。

例文

Put the book there.

本をそこに置いて。

ここでも「There」が特定の場所を指しています。

例文

There's no place like home.

家ほど良い場所はない。

この例では、「There is」が「~はない」という否定の形で使われています。

例文

There once was a king who ruled this land.

かつて、この土地を治めていた王がいました。

この例では、「There」が物語の始まりを示す表現として使われています。

例文

There seems to be a problem.

問題があるようです。

この例では、「There」が「~のようだ」を表す表現の一部となっています。

例文

Is there any milk left?

ミルクは残っていますか?

この例では、「There」が質問文の中で「~が存在するか?」という疑問を表しています。

例文

There we go!

よし、やったぞ!

この表現では、「There」が「成功した」「うまくいった」といった意味を表しています。

thereと意味が似ている英単語2つ

「there」の意味が似ている英単語としては、「here(ヒア)」と「where(ウェア)」が挙げられます。これらの単語はいずれも場所を指すのですが、その指し示す場所が異なります。

「here」(ヒア)

意味:ここに

「here」は「ここ」または「この場所」を指します。「there」が「あそこ」を指すのに対し、「here」は話し手のいる場所、もしくは話題としている場所を指します。

例文

The pen is here.

ペンはここにあります。

「where」(ウェア)

意味;どこに

「where」は「どこ」または「どの場所」を指します。これは一般的に疑問文で使用され、場所について問い合わせるときに用いられます。

例文

Where is the pen?

ペンはどこにありますか?

使い分けのポイント

  • 「here」は話し手自身の位置や、特定の場所に焦点を当てたいときに使います。
  • 「where」は具体的な場所が未知で、それを尋ねる場合に使います。

なお、これらの単語も「there」同様、文脈によって意味やニュアンスが変わることがありますので、具体的な使用例を覚えながら使い分けていくことが大切です。

「there」の使い方として注意すべき間違った使い方

「there」の使い方について、よく見られる間違いを以下に示します。

「there is」の後に複数形の名詞が来ている

間違った使い方

There is a lots of books on the table.

テーブルの上にたくさんの本があります。

正しい使い方

There are a lot of books on the table.

テーブルの上にたくさんの本があります。

この例では、「there is」の後に複数形の名詞が来ているため間違いです。「there is」は単数形の名詞に、「there are」は複数形の名詞に対して使います。

「there」の後に「have」が来ている

間違った使い方

There have a cat in the room.

部屋に猫がいます。

正しい使い方

There is a cat in the room.

部屋に猫がいます。

この例では、「there」の後に「have」が来ているため間違いです。「There is」または「There are」の形を使うべきです。

移動の目的地を示すときに「there」は不要

間違った使い方

I will go there Tokyo next week.

来週、私はそこ東京に行きます。

正しい使い方

I will go to Tokyo next week.

来週、私は東京に行きます。

この例では、「there」が不要です。移動の目的地を示すときは、「to」+ 場所名の形が一般的です。

これらのような間違いを避けるためには、英語の基本的な文法ルールと「there」の使用法を理解することが重要です。

thereを使ったスラング表現

「there」自体がスラングとして使われることは少ないですが、特定のフレーズやイディオムの一部として使われることはあります。以下にいくつか例を挙げます。

"There you go" or "There ya go"

これらの表現は、しばしば励ましや合意を示すために使われます。具体的に何かを手渡した時や、誰かが正解を見つけたり問題を解決したときなどによく使われます。直訳すると「そこに行け」となりますが、その意味では使われません。むしろ「そうだよ」「それだよ」「やったね」などという意味に近いです。

"Been there, done that"

これは「それは経験済みだ」または「それはもうやったことがある」という意味を持つ表現です。これは、相手が述べている経験や行動に対して、自分がすでにそれを経験または実行したことを示すために使われます。

"There's more where that came from"

これは、「それ以上のものがあります(または可能です)」という意味のフレーズです。より多くの同じもの(または類似のもの)が存在することを示します。

なお、スラングやイディオムは地域や文化によって意味が大きく変わることがありますので、使用する際は注意が必要です。

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