英単語の意味と使い方

though(ゾウ)の意味と使い方を例文を使って解説

canashin

カナイ シンイチ

TOEICスコア250点から独学で700点に到達。自分の経験やコツを共有し、英語学習に情熱を持つ方々のお役に立ちたいと思っています。一緒に英語を学びましょう!

アフィリエイト広告を利用しています。

英単語「though」は、日常会話や英語表現で頻繁に使われる便利な言葉です。しかし、その意味や使い方が曖昧で、自信を持って使えない方も多いのではないでしょうか?本記事では、「though」の基本的な意味から、会話や文章での具体的な使い方、さらには間違いやすいポイントまで、初心者にもわかりやすく解説します。例文を英語と日本語で比較しながら学べるので、実践的なスキルを身につけることができます。この記事を読むことで、「though」をスムーズに使いこなし、より自然で魅力的な英語表現ができるようになります!

目次

thoughの意味

英単語「though」の意味を簡単に説明すると、「〜だけれども」「しかし」「とはいえ」といったニュアンスで使われます。会話や文章の中で、主に以下の3つの使い方があります。

1. 接続詞 (Conjunction)

「〜だけれども」という意味で使います。文と文をつなげて、対立や矛盾を表します。

例文

I went for a walk, though it was raining.
雨が降っていたけれども、散歩に行きました。

 

2. 副詞 (Adverb)

文末で使われ、「でも」「とはいえ」というニュアンスを付け加えます。カジュアルな会話でよく使われます。

例文

The dress is expensive. It looks nice, though.
そのドレスは高い。でも、素敵ですね。

 

3. 挿入的な使い方

文中で挿入的に使われ、軽い対比や補足のニュアンスを加えます。

例文

Though he was tired, he kept working.
彼は疲れていたけれども、仕事を続けました。

 

ポイント

  • 「though」は「although」とほぼ同じ意味ですが、「though」の方がカジュアルで柔らかい印象です。
  • 会話では特に文末に使うことが多く、親しみやすい表現になります。

初心者向けのコツとしては、文末で「though」を使う練習から始めると自然に覚えやすいです!

thoughの語源

「though」の語源は古英語の**"þēah"**(発音: [θæɑx])です。この単語は「それでも」「〜にもかかわらず」という意味で使われていました。

  • 古英語 "þēah"
    ・意味: 「それでも」「〜にもかかわらず」
    ・起源: ゲルマン祖語の**"þauh"(同じ意味)。これはインド・ヨーロッパ祖語の"*tewk-"**(引っ張る、導く)に関連しています。

「though」はこの古英語の形から発展し、中英語時代(1150年〜1500年)に現在の形に近づきました。

派生元・関連する単語

  1. although
    • 意味: 「〜だけれども」「〜にもかかわらず」
    • 構造: 「all(すべて)」+「though」の組み合わせで、「完全に〜だけれども」というニュアンスを強調した形です。
  2. even though
    • 意味: 「たとえ〜であっても」
    • 構造: 「even(さらに)」+「though」で、より強い対立や譲歩を表します。
  3. as though
    • 意味: 「まるで〜のように」
    • 構造: 「as(〜のように)」+「though」で、「仮定」や「比喩」を表現します。

まとめ

「though」は古英語の「þēah」に起源を持つ単語で、時代を経てカジュアルで親しみやすい形に変化してきました。同じ語源を持つ「although」「even though」「as though」なども関連する表現として覚えると、表現の幅が広がります!

thoughの読み方と発音

英単語「though」のカナでの読み方、発音記号、そして発音の注意点を以下にまとめます。

カナでの読み方

ゾウ
※「ゾウ」はあくまで近い音を示したもので、実際の発音ではもう少し柔らかく発音します。

発音記号

/ðoʊ/

発音のポイント

  1. /ð/(有声音のth)
    日本語にはない音なので難しい部分です。
    舌先を上の前歯と下の前歯の間に軽く挟み、声を出しながら「ズ」と発音します。\
    日本語の「ザ」や「ダ」に近い音を使うとネイティブらしさが失われるため注意してください。
    鏡を見て舌が前歯に触れているか確認しながら「ズ」を発音します。振動が感じられるまで練習しましょう。
  2. /oʊ/(二重母音)
    日本語の「オ」だけで発音しないように、最後に「ウ」の音を加えます。
    口をやや丸くして「オ」から「ウ」へスムーズに移動するのがポイントです。
    鏡を見ながら「オ」と発音した後、口の形を少しすぼめて「ウ」と続けます。
  3. アクセントの注意
    「though」は単音節の単語で、全体を均等に発音します。日本語のように「ゾ↗ウ」のようにアクセントを強調しすぎないよう注意しましょう。

thoughの使い方を例文を使って解説

以下に、英単語「though」の使い方を例文付きでわかりやすく解説します。例文は英語と日本語の両方で示します。

1. 接続詞としての使い方 (Conjunction)

「~だけれども」「~にもかかわらず」という意味で、文と文をつなげます。

例文

It was raining, though we still went hiking.
雨が降っていたけれども、それでもハイキングに行きました。

例文

Though he was tired, he finished his homework.
彼は疲れていたけれども、宿題を終わらせました。

例文

She likes coffee, though she prefers tea.
彼女はコーヒーが好きだけれども、紅茶の方が好きです。

2. 副詞としての使い方 (Adverb)

文末で使い、「でも」「とはいえ」というニュアンスを加えます。会話でよく使われます。

例文

The movie was long. It was interesting, though.
その映画は長かった。でも、面白かったです。

例文

I don’t agree with him. He has a point, though.
私は彼に同意しません。でも、彼には一理あります。

例文

The dress is expensive. It’s beautiful, though.
そのドレスは高い。でも、綺麗です。

3. 文中の挿入としての使い方

文中に挿入されて、軽い対比や補足を示します。

例文

Though it was late, he kept working.
遅い時間だったけれども、彼は仕事を続けました。

例文

She passed the test, though she didn’t study much.
彼女はあまり勉強しなかったけれども、試験に合格しました。

例文

He looks serious, though he’s actually very funny.
彼は真面目に見えるけれども、実際にはとても面白いです。

4. カジュアルな会話での使い方

短い答えや補足説明として使う場合もあります。

例文

A: Is it cold outside?
外は寒いですか?
B: Not really. It’s windy, though.
そんなに寒くありません。でも、風が強いです。

例文

I’m not hungry. I’ll have a snack, though.
お腹は空いていません。でも、おやつは食べます。

まとめ

「though」は柔らかいニュアンスで使える便利な表現です。文末に使う形(副詞的な使い方)が特に会話で頻繁に登場しますので、練習して自然に使えるようにしましょう!

thoughと意味が似ている英単語5つ

英単語「though」と意味が似ている単語には、「although」「even though」「however」「but」などがあります。それぞれのカナ読み、、意味、を以下に解説します。

1. although(オールゾウ)

意味:「~だけれども」「~にもかかわらず」

「though」とほぼ同じ意味ですが、ややフォーマルで書き言葉に多く使われます。

使い分けのポイント

  • 「although」はフォーマルな場面や文章で使われる傾向があります。
  • 「though」はカジュアルな会話や文末表現に向いています。

例文

Although it was raining, we went hiking.
雨が降っていたけれども、私たちはハイキングに行きました。

例文

She passed the exam, although she didn’t study much.
彼女はあまり勉強しなかったけれども、試験に合格しました。

2. even though(イーヴンゾウ)

意味:「たとえ~でも」「~にもかかわらず」

強調した譲歩を表現します。

使い分けのポイント

  • 「even though」は「though」よりも対比や譲歩を強調したい場合に使います。
  • 強調を必要としない場合は「though」で十分です。

例文

Even though he was tired, he kept working.
彼は疲れていたけれども、それでも仕事を続けました。

例文

She smiled even though she was feeling sad.
彼女は悲しい気持ちだったけれども、それでも微笑みました。

3. however(ハウエヴァー)

意味:「しかし」「だが」

文章の流れを転換する際に使われるフォーマルな副詞。

使い分けのポイント

  • 「however」は独立した文として使われることが多く、2つの文をつなぐというよりは、1つの文の後に反対意見や条件を加えます。
  • 「though」は文中や文末に柔らかく使われることが多いです。

例文

The weather was cold. However, we decided to go outside.
天気は寒かった。しかし、私たちは外出することに決めました。

例文

She didn’t win the competition. However, she tried her best.
彼女は大会で勝てなかった。しかし、全力を尽くしました。

4. but(バット)

意味:「しかし」「でも」

日常会話で最もよく使われる接続詞の一つ。

使い分けのポイント

  • 「but」は非常にカジュアルで、短く簡潔に対立や矛盾を示します。
  • 「though」はカジュアルながらも、少し柔らかいニュアンスがあります。

例文

I like tea, but I prefer coffee.
私は紅茶が好きですが、コーヒーの方が好きです。

例文

He was tired, but he finished his work.
彼は疲れていたが、仕事を終わらせました。

5. still(スティル)

意味:「それでも」「やはり」

譲歩や対比を強調します。

使い分けのポイント

  • 「still」は文全体を通じて、状況が変わらないことを示す場合に使われます。
  • 「though」はカジュアルで柔らかいニュアンスがあり、対比に焦点を当てます。

例文

It was late, but he still went out.
遅い時間だったが、それでも彼は外出しました。

例文

She didn’t study much, but she still passed the exam.
彼女はあまり勉強しなかったが、それでも試験に合格しました。

「though」の使い方として注意すべき間違った使い方

以下に、「though」の使い方で注意すべき間違いを、例文と解説付きで紹介します。それぞれ日本語訳も添えます。

1. 「though」を文頭で使う場合、主節を省略しないこと

間違った使い方

Though he was tired.
彼は疲れていたけれども。

「though」は接続詞なので、主節(メインの文)が必要です。この例では主節が欠けています。

正しい使い方

Though he was tired, he continued working.
彼は疲れていたけれども、仕事を続けました。

2. 「though」を文末で使う場合、文脈に合った文を作ること

間違った使い方

I don’t like sushi. Though.
寿司は好きではありません。でも。

「though」を文末で使う場合、それだけでは意味が通じないことがあります。この場合は「though」を前の文に結びつける必要があります。

正しい使い方

I don’t like sushi. I’ll try some, though.
寿司は好きではありません。でも、少し試してみます。

または

It was raining, though we went hiking.
雨が降っていましたが、それでもハイキングに行きました。

3. 「though」と「however」を混同しないこと

間違った使い方

It was raining. Though, we went hiking.
雨が降っていました。だけれども、私たちはハイキングに行きました。

「though」を文頭で単独で使うのは文法的に間違いです。この場合、「however」が適切です。

正しい使い方

It was raining. However, we went hiking.
雨が降っていました。しかし、私たちはハイキングに行きました。

または

It was raining, though we went hiking.
雨が降っていましたが、それでもハイキングに行きました。

4. 「though」と「but」を併用しないこと

間違った使い方

I like tea, but though I prefer coffee.
私は紅茶が好きですが、だけれどもコーヒーの方が好きです。

「but」と「though」を同じ文で使うのは冗長で不自然です。

正しい使い方

I like tea, but I prefer coffee.
私は紅茶が好きですが、コーヒーの方が好きです。

または

I like tea, though I prefer coffee.
私は紅茶が好きだけれども、コーヒーの方が好きです。

5. フォーマルな場面で「though」を避けるべき場合がある

間違った使い方

Though the results were positive, further analysis is required.
結果は良好でしたが、さらなる分析が必要です。

フォーマルな文脈では「although」の方が適切な場合が多いです。

正しい使い方

Although the results were positive, further analysis is required.
結果は良好でしたが、さらなる分析が必要です。

6. 「though」の意味を誤解して不適切に使う

間違った使い方

I like coffee. Though, I drink it every day.
私はコーヒーが好きです。でも、毎日飲みます。

「though」は対立や矛盾を示すため、ここでは「though」の使い方が不自然です。この場合、「so」や「and」が適切です。

正しい使い方

I like coffee, so I drink it every day.
私はコーヒーが好きなので、毎日飲みます。

まとめ

「though」を使う際の注意点を押さえることで、不自然な文章や誤解を防げます。特に、他の接続詞との併用や文法的な構造に注意しましょう!

thoughを使ったスラング表現

英単語「though」は、カジュアルな会話やスラング的な使い方でもよく登場します。以下にそのスラング的な使い方をいくつか紹介します。

1. 強調としての使い方

「though」を文末につけて、驚きや強調のニュアンスを加えるスラング的な使い方です。

例文

That jacket is cool, though!
そのジャケット、めっちゃカッコいいね!

例文

She's smart, though!
彼女、本当に頭がいいね!

ニュアンス: 何かを特に強調したいときに使います。感嘆や驚きを表す感じです。

2. 単独で「でもね」や「けどね」の意味で使う

会話の流れで「though」だけを使い、軽い逆接や補足を表します。

例文

A: I didn’t like the movie.
その映画好きじゃなかった。
B: It was fun to watch, though.
でも観るのは楽しかったけどね。

例文

A: The party was boring.
そのパーティーは退屈だったよ。
B: The food was good, though.
でも食べ物は美味しかったね。

ニュアンス: 相手の意見に軽く反論や補足をする際に使われます。

3. 「tho」に短縮される

特にSNSやメッセージで、カジュアルな表現として「though」を「tho」と省略して書くことが多いです。

例文

I’m tired af, tho.
めっちゃ疲れてるけどね。

例文

This game is hard, tho!
このゲーム難しいけど面白い!

注意: これは非常にカジュアルな書き方なので、フォーマルな場では避けるべきです。

4. 「But that’s just me, though」の形で使う

自分の意見を控えめに伝える表現として使われます。

例文

I think pineapple on pizza is weird, but that’s just me, though.
ピザにパイナップルを乗せるのは変だと思うけど、それはあくまで私の意見です。

ニュアンス: 自分の意見を和らげるために、最後に「though」をつける使い方です。

5. 対立や矛盾ではなく、軽いトーンのつなぎ

スラング的な使い方では、必ずしも強い対立を示すわけではなく、単に会話のリズムを整える役割で使われます。

例文

That’s not bad, though.
それ、悪くないよね。

例文

I’ll be late. Traffic’s bad, though.
遅れるね。渋滞がひどいけど。

ニュアンス: 話を軽くつなぐための便利なフレーズとして使われます。

まとめ

  • **スラングとしての「though」**は、強調や軽い反論、補足、会話のリズムを整えるために使われます。
  • 短縮形「tho」もSNSやメッセージで頻繁に使用されます。
  • 非常にカジュアルなニュアンスが強いので、フォーマルな場面では避けるのが無難です。

この使い方をマスターすると、日常会話やカジュアルな英語表現がより自然になります!

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
canashin

カナイ シンイチ

TOEICスコア250点から独学で700点に到達。自分の経験やコツを共有し、英語学習に情熱を持つ方々のお役に立ちたいと思っています。一緒に英語を学びましょう!

-英単語の意味と使い方

© 2025 SOS!英会話 Powered by AFFINGER5