英単語の意味と使い方

want(ワント)の意味と使い方を例文を使って解説

2023年6月20日

canashin

カナイ シンイチ

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「欲しい」「必要」「望む」...これらの意味を持つ英単語「want」は、英会話において欠かせない一語です。しかし、「want」の正しい使い方を理解していますか?自分の思いや願いを英語で適切に表現するためには、「want」の使い方を完全に理解することが重要です。この記事では、「want」の基本的な意味から、より洗練された使い方まで、分かりやすく解説します。また、「want」を使った一般的な表現や間違った使い方、スラングまでを豊富な例文とともに紹介します。この記事を読むことで、あなたの英会話スキルはさらに向上し、自然な英語表現が身につくでしょう。さあ、一緒に「want」の使い方をマスターしましょう。

wantの意味

英語の単語「want」は、日本語で「ほしい」または「欲する」という意味になります。何かを得たいと望むときや、何かを行いたいと思うときに「want」を使います。

例えば、「I want a new car.」と言うと、「新しい車がほしい。」という意味になります。

また、「I want to go to the park.」と言うと、「公園に行きたい。」という意味になります。

「want」はあなたが何かを望んでいることを表現するためのとても便利な単語です。

wantの語源は古英語の「wanian」から派生した単語

「want」は古英語の「wanian」から派生した単語で、その原義は「不足する」または「欠けている」です。中英語では、「want」は「不足」または「必要性」を表す用語として使われました。

時間が経つにつれて、「want」の意味は「何かを望む」または「何かがほしい」という現在の意味に変わりました。これは、もともとの「欠如」または「不足」するという意味から、「その欠如を補うもの」や「その不足を満たすもの」を望む、つまり「ほしい」というニュアンスへと発展したと考えられます。

派生単語としては、「wanting」(形容詞や名詞として使用し、「欠けている」や「不足している」、「望むもの」を意味する)、「wanted」(「want」の過去形または過去分詞で、「求められた」、「望まれた」といった意味を持つ)などがあります。

wantの読み方と発音

英単語「want」のカナでの読み方は「ワント」で、発音記号では /wɒnt/ となります。

発音のポイント

  1. 「w」の音:
    日本語にはない音なので、唇を丸めて始まり、「ウ」のような音から始めますが、「ウ」そのものではありません。
  2. 「ɒ」の音:
    日本語の「ア」とは異なり、口を大きく開けて後ろに丸めた位置から発音します。日本語の「あ」よりも口をもっと大きく開けると覚えておくと良いでしょう。
  3. 「nt」の音:
    日本語の「んと」の音とは少し違います。「n」の音を鼻から出し、舌を上歯茎につけて「t」の音を続けて発音します。

wantの使い方を例文を使って解説

ここに「want」の正しい使い方を示す例文をいくつか紹介します。各例文には英語と日本語の両方を記載しています。

例文

I want a cup of coffee.

私はコーヒーがほしいです。

例文

We want to visit the museum tomorrow.

私たちは明日、美術館を訪れたいです。

例文

Do you want to join us for dinner?

私たちと一緒に夕食に参加したいですか?

例文

She doesn't want to talk about it.

彼女はそれについて話したくありません。

例文

They want more time to finish the project.

彼らはプロジェクトを完成させるためにもっと時間がほしいです。

例文

He wants his children to study abroad.

彼は自分の子供たちに海外で勉強してほしいです。

例文

I want you to help me with this task.

あなたにこの課題を手伝ってほしいです。

例文

They don't want us to leave.

彼らは私たちが去ることを望んでいません。

例文

What do you want for your birthday?

あなたの誕生日に何がほしいですか?

例文

We want nothing more than peace.

私たちは平和以上に何も求めていません。

「want」は主に「~がほしい」または「~したい」という意味で使われますが、人に何かを頼む時に「I want you to ~」という形で使うこともあります。また、否定形「doesn't want」や疑問形「Do you want ~?」も頻繁に使われますので、それらも練習してみてください。

wantと意味が似ている英単語4つ

英語で「want」に近い意味を持つ単語には「wish(ウィッシュ) 」、「desire(デザイア) 」、「long for(ロング・フォー)」、「crave(クレイヴ)」などがあります。以下にそれぞれのカナ読み、意味、使い分けのポイント、例文を示します。

Wish(ウィッシュ)

「Wish」は「願う」や「望む」という意味があります。一般的に「wish」は「want」よりも形式的、または詩的な表現で、不可能または達成するのが難しいような願いを表す場合によく使われます。

例文

I wish I could fly.

私は飛べたらいいのにと思います。

Desire(デザイア)

「Desire」は「強く望む」または「切望する」という意味です。「want」よりも強い感情や深い願望を表すために使います。また、形式的な文章や文学的な文脈でよく使用されます。

例文

He has a strong desire to succeed.

彼は成功への強い願望を持っています。

Long for(ロング・フォー)

「Long for」は「切望する」または「心から望む」を意味します。「want」や「desire」よりも深く、より情緒的な願望を表すために使います。

例文

She longs for her family when she is away.

彼女は遠くにいるとき、家族を心から恋しく思います。

Crave(クレイヴ)

「Crave」は「強く欲望する」または「切望する」という意味で、多くの場合、物質的な欲望や欠乏感を満たすための強い欲求を指します。

例文

I'm craving a slice of pizza.

私はピザをすごく食べたい。

使い分けのポイント

これらの単語はすべて「want」と似た意味を持ちますが、その使用の文脈や強さの度合い、表現したい感情によって使い分けることが重要です。

「want」の使い方として注意すべき間違った使い方

「want」の使い方として注意すべき間違った使い方を以下に示します。

間違った使い方の例①

間違った使い方

I don't want that you leave.

あなたが去ることは望んでいません。

正しい使い方

I don't want you to leave.

あなたに去ってほしくないです。

「want」の後には「to + 動詞の原形」が来ることが一般的です。「that」を使うと間違いになります。

間違った使い方の例②

間違った使い方

I want that he comes to the party.

彼にパーティーに来てほしいです。

正しい使い方

I want him to come to the party.

彼にパーティーに来てほしいです。

ここでも、「want」の後には直接人や物を置き、「to + 動詞の原形」を続けるべきです。「that」を使うと間違いになります。

間違った使い方の例③

間違った使い方

I want learning English.

私は英語を学びたいです。

正しい使い方

I want to learn English.

私は英語を学びたいです。

「want」の後には「to + 動詞の原形」が来ます。「ing」形は使いません。

これらのポイントを理解することで、「want」の使い方を正しく理解し、英語の表現を向上させることができます。

wantを使ったスラング表現

英語のスラングで「want」に関連する表現として、「wanna」があります。

「wanna」は「want to」の非公式な省略形で、口語やカジュアルな会話でよく使われます。ただし、正式な文章やビジネスの場では使用しない方が良いです。

例えば、「I want to go to the park.」という文は、口語では「I wanna go to the park.」と表現されます。

また、「want」自体がスラング的に使われる場合もあります。例えば、アメリカ英語では「I want in.」は「参加したい」や「関与したい」という意味になります。あるいは「I want out.」は「離脱したい」または「関与したくない」という意味になります。これらもカジュアルな会話でよく使われます。

ただし、スラングは地域や文化、さらには個々のコミュニティによって異なる意味を持つことがありますので、その点には注意が必要です。

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